Galaxy Z Fold7と同時に発表されたサムスンの最新スマートウオッチ「Galaxy Watch8」を、1か月間毎日使ってみました。”異常な高温”となった2025年の8月。GarminのVenu Sq 2を使っていた筆者が実感した、最新AIスマートウオッチの便利さと気になったポイントをレビューします。ちなみに、Galaxy Watch8と連携させるスマホは、Galaxy Z Fold6です。

↑8月の強い日差しの日中でも画面は高精細で、視認性に優れている。

「Gemini」搭載の最新スマートウオッチ

まずは、Galaxy Watch8のスペック(カッコ内は44mmモデル)を見てみましょう。筆者が借りたのは40mmです。

素材アーマーアルミニウムプロセッサ3 nmプロセッサ、5コアGPSL1+L5 デュアルバンドGPSコネクティビティBluetooth / Bluetooth + LTEメモリ / ストレージ2 GB / 32 GBディスプレイ輝度最大3000 nits耐久性防水最大50メートル IP68 / MIL-STD-810H, 5 ATMバッテリー容量325 mAh(435mAh)バッテリー稼働時間AOD使用時: 最長30時間、AOD未使用時: 最大40時間安全と緊急SOS / 転倒検知Google Gemini利用可能本体サイズ (高さ x 幅 x 厚さ, mm)42.7 x 40.4 x 8.6(46.0 x 43.7 x 8.6)本体重量 (g)30(34)ディスプレイサイズ1.3インチ 【34mm】(1.5インチ 【37.3mm】)ディスプレイ解像度438 x 438(480 x 480)メインディスプレイの種類Super AMOLED(有機EL)対応スマートフォンAndroid 12以降
Samsung Galaxy Watch8 40mm|シルバー|スマートウォッチ 本体 端末|Samsung純正 国内正規品|2025年発売|Felica対応|5ATM+IP68|Bluetooth v5.3|Dual GPS搭載|通話機能|最大30時間バッテリー持続|睡眠管理|SM-L320NZSJXJP
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重さと液晶性能

Galaxy Watch8は、Galaxy Watch史上最薄のデザインで、24時間装着していても邪魔に感じたり、重さを感じたりすることはありません。高性能なプロセッサと最大3,000nitsの高輝度ディスプレイを搭載し、8月の猛烈な日差しの下でも情報を鮮明に表示。また、防水最大50m(IP68)MIL-STD-810Hの耐久性も備えています。

健康管理機能

健康管理機能は非常に充実しており、就寝時刻ガイダンス、エナジースコア、詳細な睡眠トラッキング、パーソナルな睡眠コーチングで質の高い睡眠をサポートしてくれます。運動面では、個人の能力に合わせたランニングコーチ、パーソナライズされた心拍数ゾーン、高精度GPSによるエクササイズトラッキングで効果的なトレーニングも支援。パーソナルトレーナーのような存在です。 特筆すべきは、世界初の抗酸化指数測定機能を搭載している点です。加えて、AGEs指数、体組成測定、ストレスレベルのモニタリング、生理周期の記録など、多様な健康指標を追跡できます。

サムスン初のAI搭載モデル

そして今回、新しい体験となったのがAI機能です。Galaxy AIとGoogle Geminiが統合されており、音声による質問応答やアプリ連携がスムーズに行えます。

Garmin Venu Sq 2ユーザーが感じたAIスマートウオッチの利便性

↑筆者が使っていたGarmin Venu Sq 2(右)とGalaxy Watch8との比較。

筆者がこれまで使っていたGarmin Venu Sq 2は、2022年9月に発売されたモデルで、トレーニングメニューが豊富でSuicaにも対応、軽量でバッテリーライフが長い、お気に入りのスマートウオッチです。機能面では最新のGalaxy Watch8が勝るのはもちろんとしても、Venu Sq 2にない機能で「これは便利だ」と感じたのが、AI機能です。

Galaxy Watch8では上の物理ボタンを長押しすると、Geminiが起動します。起動したGeminiに話しかけるだけでさまざまな情報の表示、アプリの起動を行ってくれます。これが本当に便利

朝、身支度を整えながら次の電車の時刻を聞く パスタを茹でる時間のタイマーを設定 一番近くにあるシェアサイクルのステーションを探してGoogleマップで表示 セール品の割引後価格を瞬時に計算 Googleカレンダーに入れてある直近の予定を表示

上記はいずれもスマホで操作すればいいのでは?と思われる読者の方もおられるでしょう。ですが、スマホを取り出す→画面ロックを解除する→アプリを立ちあげる→画面をタップ、あるいは音声で指示をする、この一連の操作を腕に付けた時計に、ボタンひとつでしゃべりかけるだけで終わり、という体験を一度すると、もう便利すぎて元には戻れません。日常生活の「なにかをしながら情報を得たいとき」に、AIが搭載されたスマートウオッチがこんなにも便利なのかと、実際に使ってみてわかりました。

Samsung Healthの使い心地

Galaxy Watchの購入を検討している方の多くはGalaxyスマホユーザーだと思いますので、Samsung Healthアプリの使い心地についてご紹介します。

Samsung Healthは、エナジースコア、睡眠スコア、歩数、運動時間、消費カロリーなどの基本機能が充実しており、他の健康管理アプリと比較しても遜色ありません。特に便利なのは、ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどの運動を自動で検知して計測を開始してくれる機能です。

睡眠スコアについては、Garminと比較するとやや高めのスコアが出る傾向があります。また、Galaxy Watch独自の機能として、時計裏面のセンサーに指を当てるだけで抗酸化指数を測定できます。

↑Galaxy Z Fold6でのSamsung Healthアプリの管理画面。
↑ジョギングを開始すると自動でジョギングモードで計測を開始してくれる。
Samsung Health公式サイト

Android、Galaxyの基本アプリ操作が可能

その他に便利だと感じた機能は、カメラの遠隔操作、ボイスレコーダーの利用、メール・チャット・LINEへの返信機能です。ほとんどのGoogleアプリやGalaxyアプリと連携できるため、小さな画面でも簡単な操作やリアクションが可能になっています。

PASMO定期券に対応

Galaxy Watch8がPASMO定期券に対応したことも電車通勤をしている人には大きなメリットだと思います。これにより、スマートウオッチを改札にかざすだけで通過できるようになり、普段バッグの中にスマホをしまっている人は便利です。ただし、Suica定期券は引き続き非対応となっていますので、JR線をよく利用する方は注意が必要です。

↑Suica定期券は登録することができない。

高機能、高性能を1日使い倒せないバッテリー持ち

44mmモデルでも変わらない最大稼働時間

Galaxy Watch8は完成度が高いものの、最大の弱点はバッテリー持ちです。借りた40mmモデルのバッテリー容量は325mAhで、スペック上は「Always On Display」(画面オフ時でも時計などの基本情報を常時表示する機能)をオフにした状態で最大40時間使用可能です。しかし実際にGeminiを頻繁に使用したり、運動や健康状態を常時モニタリングしたりすると、100%充電でも1日をギリギリ乗り切る程度でした。私の使い方では、80%充電では1日持ちません。

なお、44mmモデルはバッテリー容量が435mAhと大きいものの、AODオフの状態での最大稼働時間は40mmと同じく最大40時間となっています。

バッテリーを気にせずヘビーに使いたい

AIや高機能を搭載したスマートウオッチとして性能は素晴らしいものの、これらの機能を活用するとバッテリーが1日持つか持たないかという微妙なラインは、日常使用において大きな懸念点です。さらに、これはバッテリー劣化が少ない新品の状態での結果であり、使用期間が長くなるにつれて稼働時間はさらに短くなるでしょう。これまで使っていたGarmin Venu Sq 2が約1週間(スペック上は約11日間)バッテリーが持続していたことを考えると、もう少しバッテリー持ちを改善してほしいところです。

ちなみに、Galaxyスマホに搭載されているワイヤレスバッテリー共有機能でGalaxy Watch8を充電できないか試みましたが、残念ながらうまく機能しませんでした。

まとめ

薄く軽量で高機能、高性能、さらにGeminiをワンタッチで起動できるAIスマートウオッチとして、Galaxy Watch8は非常に魅力的なガジェットです。特にGalaxyスマホユーザーには最適な選択肢といえるでしょう。ただし、使い方によってはバッテリー持ちが気になる点は否めません。デスクワークが中心で充電環境が整っている方は、自宅と職場の両方に充電器を用意しておくと安心です。終日外出する予定がある日は、あらかじめ省電力モードを活用することをお勧めします。

猛暑の8月、Geminiが常に腕にある生活の便利さを身をもって実感しました。

サムスンGalaxy Watch8 公式製品ページ
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