将来子どもを産みたい女子へ!今から知っておきたい、妊娠できるからだづくり
「しばらくは結婚も、妊娠の予定もない!」という人でも「いつか自分も妊娠して、ママになる日が来るんだろうな〜」と、なんとなく想像している人が多いはず。けれど、“いつか”が訪れたとき、実は自分が妊娠しにくいからだだったと判明したら…。
高齢出産が増えたからといって、自分もいつでも産めると過信してしまうのは危険です。真剣に妊娠について考え始めたときに手遅れになってしまうのは避けたいもの。今回は「いけした女性クリニック」の池下育子先生に、将来妊娠できるからだをつくるために大切なことを伺いました。
最近では40代で出産する女性が増えていますが、一般的には20代〜30代半ばまでが妊娠適齢期と言われています。この年齢の妊娠する確率は25〜30%程度なのだそう。
「ですが、年齢とともに卵子の数は減っていき、卵巣機能が低下していきます。個人差はありますが30代後半になると不妊症になったり、流産するリスクが高くなります。将来産みたいなら、若いうちから自分が子どもを産める時期を考えてライフプランを立てることが大切です」(池下先生)
年齢が若くても、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮頸がん、性感染症などをわずらっていて妊娠できないというケースも。女性なら誰でもなる可能性があるこれらの病気。妊娠したいときにこれらの病気にかかっていると、治療を優先することになり、予定していたライフプランがずれてしまうということにもなりかねません。
「望んだときに妊娠できるようにしておくためには、年に1回は婦人科検診を受けて、自分のからだの健康状態を知っておくことが大切。また、生理不順や不正出血、ひどい生理痛などがあれば、そのまま放っておかずに、きちんと診察を受けるようにしましょう」(池下先生)
では、妊娠力を高めるには、どんなことを意識すればいいのでしょうか。
「まずは日々の生活習慣を見直すことですね。今はバリバリ仕事をする女性が増え、妊娠を遠ざけるライフスタイルを送っている人もいます。仕方がない部分はあっても将来の妊娠を考えるなら自分なりに意識して早めの改善をしましょう」(池下先生)
以下は、妊娠力を低くする習慣の一例です。チェックがついた人は気をつけて!
□ 強いストレスにさらされている
仕事でプレッシャーを感じていたり、人間関係がギスギスしていたり…。ストレスが多い生活をしていると自律神経が乱れて生理不順などの不調を招きやすくなります。「現代社会ではストレスは避けられないもの。趣味に打ち込む、リラックスする時間を作る、よく寝る、よく笑うなどしてストレスとうまく付き合う工夫をしましょう」(池下先生)
□ たばこをよく吸う
たばこを吸うと血管が収縮し、卵巣機能の低下につながりやすくなります。将来妊娠したいなら、早めの禁煙がおすすめ。
□ お酒を毎日飲む
適度な量の飲酒は問題ありませんが、飲み過ぎるのは内臓に負担をかけるので禁物。依存性が高いので、妊娠してからやめるのも大変です。
□ 生活リズムが不規則
勤務時間が不規則な人や昼夜逆転の生活をしている人は、ホルモンバランスや自律神経が乱れやすくなります。
「規則正しい生活を送ることが理想ですが、難しい場合は休みの日だけでも朝早く起きて朝日を浴び、三食きちんと食べて、生活リズムをリセットしましょう。寝だめはNGです」(池下先生)
□ やせ過ぎ、または太っている
やせ過ぎや、太り過ぎの体型だと、ホルモンバランスが乱れて無排卵や無月経になる可能性が高まります。また、妊娠したときにさまざまな合併症や、貧血、流産などのリスクが高まることも。健康的な標準体型を目指しましょう。極端なダイエットなども禁物です。
□ 肌を露出する服装が多く、冷え性気味
自覚はなくても、多くの女性が抱えている「冷え」。からだが冷えると血の巡りが悪くなり、卵巣機能の低下のほか、さまざまな体調不良を招きます。肌を多く露出する服装を避け、日頃から、からだをあたためる工夫をしましょう。
「バランスよく栄養を摂取することはもちろん大事ですが、妊娠力を高めたい人におすすめなのが葉酸です」(池下先生)
葉酸は緑黄色野菜などに多く含まれるビタミンB群の一種で、赤血球を作り出し、細胞を構成するのに重要な役割をもつ栄養素。妊娠したときに胎児の発育に影響を与えます。
「妊娠前後に特に摂取したほうがいいのですが、いつ妊娠しても大丈夫なように日常的に摂取することをおすすめします。貧血防止にもつながりますよ。食べ物だけでは必要量の摂取が難しいので、サプリメントを活用してもいいですね」(池下先生)そのほか、骨をつくるカルシウムも大切だそう。
どれもちょっとした習慣ですが、積もり積もって妊娠力を大きく下げている可能性も。いざというときに焦らないためにも、「いつか」ではなく「いま」から、妊娠できるからだづくりを始めたいですね。
<illust:Meriko/top design:tongpoo/text:K-writer’s Club>
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高齢出産が増えたからといって、自分もいつでも産めると過信してしまうのは危険です。真剣に妊娠について考え始めたときに手遅れになってしまうのは避けたいもの。今回は「いけした女性クリニック」の池下育子先生に、将来妊娠できるからだをつくるために大切なことを伺いました。
妊娠できる期間は、あと何年?
最近では40代で出産する女性が増えていますが、一般的には20代〜30代半ばまでが妊娠適齢期と言われています。この年齢の妊娠する確率は25〜30%程度なのだそう。
「ですが、年齢とともに卵子の数は減っていき、卵巣機能が低下していきます。個人差はありますが30代後半になると不妊症になったり、流産するリスクが高くなります。将来産みたいなら、若いうちから自分が子どもを産める時期を考えてライフプランを立てることが大切です」(池下先生)
年齢が若くても、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮頸がん、性感染症などをわずらっていて妊娠できないというケースも。女性なら誰でもなる可能性があるこれらの病気。妊娠したいときにこれらの病気にかかっていると、治療を優先することになり、予定していたライフプランがずれてしまうということにもなりかねません。
「望んだときに妊娠できるようにしておくためには、年に1回は婦人科検診を受けて、自分のからだの健康状態を知っておくことが大切。また、生理不順や不正出血、ひどい生理痛などがあれば、そのまま放っておかずに、きちんと診察を受けるようにしましょう」(池下先生)
いつもの「あの行為」が、妊娠力を下げている!?
では、妊娠力を高めるには、どんなことを意識すればいいのでしょうか。
「まずは日々の生活習慣を見直すことですね。今はバリバリ仕事をする女性が増え、妊娠を遠ざけるライフスタイルを送っている人もいます。仕方がない部分はあっても将来の妊娠を考えるなら自分なりに意識して早めの改善をしましょう」(池下先生)
以下は、妊娠力を低くする習慣の一例です。チェックがついた人は気をつけて!
<妊娠力CHECK>
□ 強いストレスにさらされている
仕事でプレッシャーを感じていたり、人間関係がギスギスしていたり…。ストレスが多い生活をしていると自律神経が乱れて生理不順などの不調を招きやすくなります。「現代社会ではストレスは避けられないもの。趣味に打ち込む、リラックスする時間を作る、よく寝る、よく笑うなどしてストレスとうまく付き合う工夫をしましょう」(池下先生)
□ たばこをよく吸う
たばこを吸うと血管が収縮し、卵巣機能の低下につながりやすくなります。将来妊娠したいなら、早めの禁煙がおすすめ。
□ お酒を毎日飲む
適度な量の飲酒は問題ありませんが、飲み過ぎるのは内臓に負担をかけるので禁物。依存性が高いので、妊娠してからやめるのも大変です。
□ 生活リズムが不規則
勤務時間が不規則な人や昼夜逆転の生活をしている人は、ホルモンバランスや自律神経が乱れやすくなります。
「規則正しい生活を送ることが理想ですが、難しい場合は休みの日だけでも朝早く起きて朝日を浴び、三食きちんと食べて、生活リズムをリセットしましょう。寝だめはNGです」(池下先生)
□ やせ過ぎ、または太っている
やせ過ぎや、太り過ぎの体型だと、ホルモンバランスが乱れて無排卵や無月経になる可能性が高まります。また、妊娠したときにさまざまな合併症や、貧血、流産などのリスクが高まることも。健康的な標準体型を目指しましょう。極端なダイエットなども禁物です。
□ 肌を露出する服装が多く、冷え性気味
自覚はなくても、多くの女性が抱えている「冷え」。からだが冷えると血の巡りが悪くなり、卵巣機能の低下のほか、さまざまな体調不良を招きます。肌を多く露出する服装を避け、日頃から、からだをあたためる工夫をしましょう。
妊娠力を上げるために、摂るべき栄養素は?
「バランスよく栄養を摂取することはもちろん大事ですが、妊娠力を高めたい人におすすめなのが葉酸です」(池下先生)
葉酸は緑黄色野菜などに多く含まれるビタミンB群の一種で、赤血球を作り出し、細胞を構成するのに重要な役割をもつ栄養素。妊娠したときに胎児の発育に影響を与えます。
「妊娠前後に特に摂取したほうがいいのですが、いつ妊娠しても大丈夫なように日常的に摂取することをおすすめします。貧血防止にもつながりますよ。食べ物だけでは必要量の摂取が難しいので、サプリメントを活用してもいいですね」(池下先生)そのほか、骨をつくるカルシウムも大切だそう。
どれもちょっとした習慣ですが、積もり積もって妊娠力を大きく下げている可能性も。いざというときに焦らないためにも、「いつか」ではなく「いま」から、妊娠できるからだづくりを始めたいですね。
監修 池下育子先生
「いけした女性クリニック」院長。産科、婦人科のみならず、心とからだのトラブルに悩む女性のための女性科、心療婦人内科医として診察を行う。著書に『妊活 いますぐはじめたい6つの習慣』(総合法令出版株式会社)ほか多数。
・いけした女性クリニック銀座
「いけした女性クリニック」院長。産科、婦人科のみならず、心とからだのトラブルに悩む女性のための女性科、心療婦人内科医として診察を行う。著書に『妊活 いますぐはじめたい6つの習慣』(総合法令出版株式会社)ほか多数。
・いけした女性クリニック銀座
<illust:Meriko/top design:tongpoo/text:K-writer’s Club>
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