サッカー・ワールドカップ(W杯)フランス大会 日本代表メンバー登録から外れ、帰国した三浦知良選手と北沢豪選手。成田空港で。1998年6月

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 サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会(6月11日開幕)に臨む日本代表メンバー26人が発表されました。

 遠藤航選手や堂安律選手、久保建英選手らが前回大会に続いて選ばれ、39歳の長友佑都選手は日本人最多となる5大会連続の選出となりました。しかし、負傷の三笘薫選手(ブライトン)と南野拓実選手(モナコ)は選外となるなど、悲喜こもごもでした。読売新聞朝刊の投書欄「気流」にもこれまで日本代表の選出に関する投書が寄せられています。記者の心に刺さった投書を紹介する「ササる投書」、今回のテーマは「サッカーW杯の日本代表選考」です。(※投稿者の年齢や職業などは掲載当時。紙面では実名で掲載)

奇跡再び、監督の手腕に期待

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本代表23人が発表された。ベテランが多く、経験を重視した選出だと思った。西野朗監督が選出したからには、全員大丈夫だろう。

 西野監督は1996年アトランタ五輪でブラジルを破った「マイアミの奇跡」を成し遂げた監督である。ロシア大会でも奇跡を与えてくれるに違いない。

 壮行試合のガーナ戦に負けたのはショックだったが、日本の持ち味である「全員守備、全員攻撃」の姿勢は見てとれた。期待できる戦い方だった。W杯では初戦のコロンビア戦に負けないことが大事になるだろう。(54歳・会社員=群馬県、2018年6月9日掲載)

「ベストメンバー」全力の戦い応援

 サッカーワールドカップの日本代表23人が発表された。報道では、トルシエ監督が、最終メンバーを選んだ狙いなどの細かな説明を記者会見で行わなかったことに対して批判の声もあがっている。

 しかし、最終メンバーについてトルシエ監督は「4年間、培い、大切にしてきた価値観を完ぺきな形で体現したチーム。信念を持って選んだもので、責任は私が負う」と話している。さらに、今回選ばれなかった選手についても、代表選手に「君たちと同じだけの価値を持つその他の選手への敬意を忘れないでほしい」と語り、気遣いを見せている。

 一人ひとりの選手の決定に関しては、チームとしての戦略的な部分もあるだろうし、個人の能力の優劣を評価するような発言は、今後の選手のプレーにも影響を与えかねない。詳細な選考説明は、実際の試合で示されればいいのではないだろうか。私は、彼の選んだ23人の「ベストメンバー」が全力で戦えるよう応援している。(44歳・会社員=埼玉県、2002年5月25日掲載)

担当記者より

 日本の初出場となった1998年のフランス大会で、三浦和良選手が選考から外れたニュースは今でも覚えています。Jリーグの立役者とも言える三浦選手の選外に、W杯への道は本当に厳しいのだと実感しました。最後に当時の三浦選手への思いにあふれた投書を紹介したいと思います。選ばれなかった数々の選手の思いも背負い、頑張れ日本代表!(田渕)

選考もれても、変わらず偉大なカズ

 サッカーのワールドカップ(W杯)フランス大会に出場する日本代表選手22人の顔ぶれが決まったが、これに伴って登録外となった3人の選手の中にFWの三浦知良選手の名前があり、全国のサッカーファンの心は揺れたのではないだろうか。

 三浦選手は10代で単身ブラジルに渡り、ワールドカップに出場することを夢見て努力を重ねてきた。エースとして日本のサッカー界を引っ張ってきた功労者だけに、W杯に出場できない本人の気持ちは察するに余りある。

 ただ、監督が情を超えて代表選手を選考することじたいは致し方ないことなのかもしれない。

 三浦選手は、これまで国際試合などに出場した際、「君が代」を歌い、「日の丸のために頑張る」という姿勢を教えてくれた人である。そして、人選が決まった以上は、その結果を素直に受け止め、後輩たちに声援を送ることが出来る人格の持ち主でもある。

 代表登録から外れたとはいえ、三浦選手が日本サッカー界の発展に果たしてきた功績は大きく、今も名選手であることには変わりないと思う。(67歳・団体役員=茨城県、1998年6月5日)

 「ササる投書」を随時掲載します。次回もお楽しみに!