【NHKマイルC/追い切り診断】回転力の高さで“グイグイ伸びる”走りに高評価「A」 迫力満点で「気性面の危うさは推進力へ」
第31回(10日/GI、東京芝1600m)には、重賞2勝のダイヤモンドノット、朝日杯FS勝ち馬のカヴァレリッツォ、D.レーンを背にGIに臨むロデオドライブなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ロデオドライブ」を取り上げる。
■ロデオドライブ
母系由来の短距離色が濃い馬体構造でありながら、中山マイルではスピード能力の違いを見せ続けてきた同馬。太く短い首差しに発達した胸前を見ると、今回の府中1600メートルが試金石だろう。完成期を迎えつつある今、その資質がどこまで通用するかが問われそうだ。
ロデオドライブ 調教映像
1週前追い切りはWコースで3頭併せの真ん中。6F86.5-70.7-55.3-40.2-12.3。中3週ということもあり慎重に入ったが、折り合いはスムーズで以前よりも力みが抜け、首の使い方にも柔らかさが出てきた印象を受ける。最終追い切りもWコースの3頭併せ。6F82.0-66.4-52.3-37.7-11.7。少し手前変換の甘さを覗かせたものの、直線に向いてからは後肢の踏み込みで一気に加速。特にラスト1Fの反応は秀逸で、完歩そのものはそこまで大きくないが、回転力の高さでグイグイと伸びてきた。気性面の危うさを抱えつつも、今はそれを推進力へ変換できている。
本質的にはスピード色の濃いタイプであり、血統や馬体のシルエットからもマイル以上で問われる総合力には未知な部分を残す。ただ、2走前の古馬OP級の走破時計が示す通り、無視できるような類の器の持ち主ではない。府中替わり、左回り替わりという課題はあるものの、動きそのものには侮れぬ迫力があり、運び方ひとつで大きく浮上してきても不思議はない。
総合評価「A」
