OpenAIが「取締役会が全会一致でイーロン・マスクの買収提案を拒否した」と発表

2018年にOpenAIの買収を目論んでいたイーロン・マスク氏ですが、2025年2月になって同社に974億ドル(14兆8000億円)での買収を提案したことを発表しました。OpenAIのサム・アルトマンCEOは、すかさず買収提案を拒否していたのですが、2025年2月15日になってOpenAIがあらためて「取締役会が全会一致でイーロン・マスクの買収提案を拒否した」と発表しています。
https://techcrunch.com/2025/02/14/openai-says-its-board-of-directors-unanimously-rejects-musks-bid/

2025年2月10日、マスク氏率いる投資家チームがOpenAIに974億ドルでの買収を提案したと発表しました。マスク氏による買収提案は、OpenAIの営利企業への移行を阻止しようとする試みの新たな一手とみられています。なお、OpenAIのアルトマンCEOは即座に買収提案を拒否しており、自身のX(旧Twitter)アカウントで「いいえ、結構です。もしよろしければ、Twitterを97億4000万ドル(約1兆4800億円)で買収します」という挑発的な投稿を行っていました。
マスク氏がOpenAIの買収を狙っている経緯については、以下の記事にまとめてあります。
イーロン・マスクが約15兆円でOpenAIの買収を提案もサム・アルトマンCEOが即拒否、逆に「Twitterを1.5兆円で買収する」と挑発 - GIGAZINE

2月12日には、OpenAIの取締役会を代表する弁護士のアンディ・ナスバウム氏が「(マスク氏の提案はOpenAIの)非営利団体としての価値を正しく設定していない」という声明を出していました。
Andy Nussbaum, outside counsel representing OpenAI’s board, with a statement on Musk’s bid: pic.twitter.com/3Pm5c2ErHg— rat king 🐀 (@MikeIsaac) February 12, 2025
新たに、2月15日になってOpenAIの公式ニュースルームアカウントである@OpenAINewsroomが、理事会代表のブレット・テイラー議長からの「OpenAIは売りに出されているわけではなく、取締役会はマスク氏の競合他社を混乱させようとする最新の試み(買収提案)を満場一致で拒否しました。OpenAIの再編は、私たちの非営利団体と、汎用人工知能(AGI)が人類全体に利益をもたらすようにするという使命を強化することになるでしょう」という声明を発表しました。
"OpenAI is not for sale, and the board has unanimously rejected Mr. Musk's latest attempt to disrupt his competition. Any potential reorganization of OpenAI will strengthen our nonprofit and its mission to ensure AGI benefits all of humanity."
-Bret Taylor, Chair, on behalf of…— OpenAI Newsroom (@OpenAINewsroom) February 14, 2025
The New York Timesの報道によると、OpenAIはマスク氏の弁護士を務めるマーク・トベロフ氏に書簡を送り、「(マスク氏による買収は)OpenAIの使命にとって最善ではない」と回答したそうです。
