ローマは16日にコッパ・イタリア5回戦でスペツィアと対戦する。観客は4000人にも満たない見込みで、チームは疲れており、ローマとしてはデリケートな時期に迎える一戦だ。だが、ルディ・ガルシア監督は相手を軽んじてはいけないと述べた。

「我々はベスト8に駒を進めたい。当然だ。だから、相手を軽視することはない。ラウンドを突破するために力のあるチームで臨む。そもそも、コッパ・イタリアはトロフィーまでの道が最も短い大会なんだからね」

ガルシア監督は苦しむことなく勝ち進むことを求めている。

「スペツィアは良いチームだ。ただし、出場停止で(エマヌエレ・)カライオーがいない。我々はスペツィアをリスペクトしている。100%以上を出さなければいけない」

チームを取り巻く環境について、ガルシア監督はこうも述べた。

「どうして14時30分(現地時間)キックオフなのかが理解できない。オリンピコはガラガラになるだろう。我々の街にはただでさえサポーターに関する問題がある。それなのに平日の試合の開始時刻をこのように設定するのは、意味がない。フランスでは、国内カップ戦はとても興奮するものなのだ。私は優勝したことがあるから分かる。ローマでもそれを繰り返したい。サプライズを起こさないために、最大限のプレーをしなければいけない」

それでも、ここまで出場機会が少なかった選手たちがプレーすることは確かだろう。

「私はこのチームを信頼している。明日は疲れていない選手、ケガをしていない選手がプレーできるだろう。私は全員に期待している。フィジカルがフレッシュであることや、モチベーションがあることは重要だからだ」

「(セイドゥ・)ケイタとジェルヴィーニョはいない(前者は右ももの筋肉疲労)。ゴールマウスには(モルガン・)デ・サンクティスが立つ」

フランチェスコ・トッティもまだ戦列に戻っていない。

「ボールに集中するようになれば、筋肉のケガのことを考えないようになる。彼の感触では、まだ100%ではない。1月に復帰するだろう」

ルカ・ディニュとコスタス・マノラスは常におり、今回も招集されている。

「コスタスはナポリ戦で打撲を受け、ジムでトレーニングしたが、招集する。元気だからだ。ルカも同じだよ」

普段の会見ではなく、『Rai』や『Roma Tv』のインタビューに応じるだけだったガルシア監督は、セリエAで首位に勝ち点7差という現状を心配していないとも述べた。

「ナポリ戦後は、選手たちが守備で素晴らしい試合をしたという自覚を持っていた。重要な結果で、我々を高い位置、トップからそう遠くない位置にとどめてくれた。我々にはまだ時間がある」