日が出ている時間の吸血鬼は…


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闇に息づく吸血鬼。

彼が求めるのは人の血ではなく、まさかのビーツ!?

ビーツを栽培する農家・平沢。彼が現在一緒に暮らし、仕事も共にしている塩木は血が飲めない吸血鬼で、「畑の血液」と謳われるビーツを主食にしているという不思議な存在です。

ニンニクも平気で食べる、完全防備で昼間にも出かけるという塩木と、フランスへのファームステイ経験から有機農業に挑戦することを決めた平沢。

ビーツをコンビニで販売できるまで事業拡大するという野望を胸に抱きながら、ふたりはどこまでもゆるやかに日々を過ごしていきます。

そんな、美と土の香りが交差する吸血鬼×農村コメディをお送りします。

※本記事は山口八三著の書籍『Vの食卓』から一部抜粋・編集しました。

農園


おはようございます


じゃあ私は寝る


ビーツの収穫は初夏と晩秋


今は11月で


お待たせ


社長起きてます?


そろそろ支度を…


待たせたな


まだこの時間は明るいなー


虫もまだ多いし


都内の百貨店って


知名度がまだまだなのは分かってます


ビーツといったらボルシチか


稼げるところでしっかり稼いで


チャンスはふいにするな!!


チャンスの神様っていうのは


その前髪が掴めるタイミングは一瞬なんだよ!


君が迷っている間に…


著=山口八三/『Vの食卓』