クマ出没受け市街地で開催 中学生が森林の大切さ学ぶ教室 火おこしや対策講座も実施 村山市
中学生たちが、自然観察などを通して森の大切さを学ぶ森林教室が2日、村山市で行われました。山形県内各地でクマの出没が続発する中、40年以上続くイベントは、初めて、市街地に場所を移して開催されました。
2日午前、村山市で行われた森林教室は葉山中学校の全校生徒106人が参加しました。参加した生徒たちは8つのグループに分かれて火おこしや植物観察などを体験しました。このイベントは、地元の中学生に植林や植物の観察を通して、森林や自然の大切さとふるさとを愛する心を育んでもらおうと、村山市の教育委員会が企画しました。
去年までは、村山市の葉山に登り、植樹を行っていましたが、ことしは県内各地でクマが多数出没していることを受けて開催場所を市街地に変更しました。
会場の一つでもある東沢バラ公園で行われた火おこしでは、生徒同士が協力して紐を引き合い、火を起こしました。
ことしは、会場を移しただけではありません。森林教室の前に、これまで実施していなかった「クマ対策講座」を開催しました。
葉山中学校の講堂には県村山総合支庁の職員と地元猟友会のメンバーが講師として招かれました。総合支庁の担当職員がクマの生態や特徴を説明した後、実際に、クマに遭遇した時に取るべき行動も示しました。
生徒たちは、クマを刺激せずに、慌てず落ち着いてクマとの距離を保つことや、もし、クマが近くにいて襲われそうになった時には頭を手で覆う防御姿勢を取ることなどを学びました。その後、クマの捕獲に使用する箱罠の中に入り、箱が閉まる時の音に驚きを見せたり狩猟銃のレプリカを手に取り猟友会のメンバーに弾の入れ方などを質問したりと、クマの捕獲方法も学びました。
村山市立葉山中学校3年生後藤穂乃花さん「クマは見たことないが、もし出会ったら、きょう習った対策や出会わないようにすることを大切にしていきたい」
森林教室は3日と4日も行われ、3日以降は楯岡中学校の生徒たちが参加します。
