イングランド代表は20日、3月の国際親善試合に向けた35人のメンバーを発表。同代表は27日にウルグアイ代表と、31日に日本代表と対戦する。トーマス・トゥヘル監督は、主力の扱いと個別選手の起用意図について詳細に言及した。英『ロイター』など現地メディアが伝えている。

 まず注目されたのは、DFトレント・アレクサンダー・アーノルド(R・マドリー)の招集外。右サイドバックの主力候補でありながら選外となった点について、トゥヘル監督は「難しい決断だった。トレントはビッグネームで、すばらしいキャリアを持つ才能あふれる選手。こうした難しい決断は、この仕事につきもの。これはスポーツマンシップに則った決断であり、キャンプで我々のためにプレーしてくれた(ジャレル・)クアンサー、(ティノ・)リブラメント、(ジェド・)スペンスを起用し続けるという決断です」と説明。「彼がチームにもたらせるものは理解している」と能力を認めつつも、今回は他の選手を選択した理由を強調した。

 一方で、負傷離脱明けのMFジュード・ベリンガム(R・マドリー)については慎重な起用方針が示された。トゥヘル監督は「ジュードに関しては一切リスクを取らない。チーム練習への統合を進めながら経過を見ていく」と語り、27日ウルグアイ戦の欠場を示唆。その上で「理想的なのは(31日)日本戦で数分間プレーさせること」と述べ、段階的な復帰プランを明確にした。

 また今回の活動では、ベリンガム以外にもコンディション管理を目的に11人を初戦後に合流させる措置を採用する。英『ザ・ガーディアン』によると、その対象はGKディーン・ヘンダーソン、DFダン・バーン、DFマーク・グエヒ、DFエズリ・コンサ、DFニコ・オライリー、MFエリオット・アンダーソン、MFデクラン・ライス、MFモーガン・ロジャーズ、FWアンソニー・ゴードン、FWハリー・ケイン、FWブカヨ・サカになるという。

 トゥヘル監督は「キャンプをほぼ2つに分ける決断をした。これまであまり見ていない選手や出場機会の少なかった選手を確認するためだ」と説明し、「その後、休養を与えた10〜11人が合流し、日本戦には新たな組み合わせで臨む」と狙いを語った。

 さらに、アーセナルで大抜擢からの活躍を続ける16歳MFマックス・ダウマンについても言及。トゥヘル監督は「現時点で彼は素晴らしい才能であり、誰もが称賛している」と評価した一方、「まだレギュラーではなく、まずは出場機会を争う段階にある」と現状を冷静に分析。「今はプレッシャーを高める必要はないが、ワールドカップで招集する可能性は常にある」と述べ、将来的な抜擢の余地を残した。