4日、ブリュッセルのNATO日本政府代表部大使公邸で、日本企業の展示を見学するベルギーの業界団体幹部(中央)=上杉洋司撮影

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 【ブリュッセル=上杉洋司】日本と北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛関連企業の協力拡大を目指すイベントが3日、ブリュッセルのNATO日本政府代表部大使の公邸で開かれた。

 同代表部が在ベルギー日本大使館から独立して1年となるのに合わせてレセプションが開かれ、日本からは防衛関連企業やスタートアップ(新興企業)14社が参加した。欧州側は企業約30社の幹部や各国政府関係者らが招かれた。

 伊沢修大使は開会のあいさつで、日本と欧州が進める防衛費増額について「防衛を強化するには支出を増やすだけではなく、防衛産業の発展が必要だ」と指摘し、「日本はNATOの信頼できるパートナーになれる」と強調した。ラドミラ・シェケリンスカ事務次長は、「日本は技術とイノベーション(技術革新)の真の巨人だ。日本とNATOのノウハウや知見、才能を組み合わせればとてつもない力となる」と関係強化に期待を込めた。

 日本側参加企業の製品や技術を紹介するブースも設けられた。三菱重工業は仏防衛大手と共同開発した水中無人機型の機雷探知機を展示。見学したベルギーの業界団体幹部は「日本と欧州は互いに協力を模索しており、多くのビジネス機会がある」と話していた。

 日本とNATOは昨年10月に「防衛装備・産業対話」を開催するなど協力を進めている。