28日(現地時間)、ケニアのナクル郡ギルギル地区にあるウトゥミシ女子学校で発生した夜間の火災の後、保護者らが寮を撮影している。[ロイター=聯合ニュース]

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ケニアで女子生徒16人が死亡した寮火災の惨事は、学校運営に不満を抱いた生徒らによる放火が原因だったことが分かった。

4日(現地時間)、ケニア・タイムズやパルス・ケニアなど現地メディアによると、ケニアのナイバシャ裁判所は、ウトゥミシ女子学校の寮火災事件に関連し、放火を計画・実行した容疑が持たれている女子生徒9人について、前日に拘束を決定した。

裁判所は、生徒らの容疑が重大で、釈放した場合は「口裏合わせ」などによって捜査に支障が出る恐れがあるとする検察側の主張を認めた。

全員が18歳未満で少年犯に該当する生徒らは、今後3週間、少年収容施設に収容され、取り調べを受ける。

これに先立ち、先月28日未明、ケニア中部ナクル州ギルギルのウトゥミシ女子学校の寮で火災が発生し、中にいた生徒16人が死亡、79人が負傷した。一部の犠牲者の遺体は身元の確認が困難な状態で、当局はDNA検査を通じて身元確認作業を進めているという。

捜査当局は、防犯カメラ映像の分析や生徒らの供述などから、拘束された生徒らが未明、寮の出入り口付近にあったマットレスに石油をまき、マッチで火をつけたと判断している。

寮には202人の生徒がいたが、当時、非常口の一つが施錠されており、炎から逃れようとした生徒らが一つの出入り口に殺到したことで被害が拡大したことが分かった。

拘束された生徒らは、犯行動機に関して、捜査官に学校運営への不満を口にしたと伝えられている。

生徒らは、学校側が試験日程を一方的に2週間前倒ししたことや、昨年までは学校側の負担で参加していた文化行事で参加費の負担を求められたことに不満を抱き、犯行に及ぶことを決めたと供述したという。また、最近ケニアで学校行政に反発する学生デモが行われたことにも影響を受けたと話したという。ただ、生徒らは学校に自分たちの不満を示したかっただけで、誰かを傷つけるつもりはなかったと話しているという。

捜査当局は、生徒らに対して殺人などの容疑の適用可能性を検討するとともに、共犯者の有無についても捜査を進めている。

特に、生徒らが前日午後9時ごろに放火計画を話し合った後、約3時間後に実行に移した点に注目し、短時間で放火に使う道具をどのように確保したのかなどを調べている。

今回の惨事は、最近ケニアの学校で相次いでいる学生による騒動とも無関係ではないとの分析が出ている。ケニアでは最近、学生らによる集団的な抗議や器物損壊、放火事件などが相次ぎ、複数の中学・高校が無期限休校となったことがある。学生らは給食の質の低下や劣悪な寮環境、教育環境の悪化などに対する不満を表明している。

この日だけでも、ナイロビにあるアライアンス高校とリンガタ高校で火災が発生して休校となり、ナクル地域のナクル女子高校やキアンブのロレト女子高校なども学生による騒動を理由に休校を決定した。

ケニアでは過去にも、生徒らが学校の規律や生活環境に不満を抱いて放火に及ぶケースがたびたび発生していた。2017年9月には、ナイロビのある女子高校で14歳の少女による放火で火災が発生し、10人が死亡した。2024年には、中部ニエリの男子校の寮で発生した火災により、9〜13歳の生徒21人が死亡した。