巨人・新外国人ウィットリーが初勝利、「全部の球種が良かった」…大リーグ・ドラ1の大器
巨人8―2ヤクルト(セ・リーグ=17日)――12安打の巨人が3連勝。
一回に増田陸が2点適時打、三回にはキャベッジが2点二塁打を放った。ウィットリーは来日初勝利。ヤクルトの連勝は4で止まった。
「あの角度とボールの強さは見慣れるまで、打たれない」
先発陣の軸として期待される巨人の新外国人ウィットリーがようやく白星を手にした。7回無失点の好投。首位を走るヤクルト打線を手玉に取り、「全部の球種が良かった。自信を持って投げることができた」と自賛した。
味方の好守に助けられ、初回を無失点で切り抜けて波に乗った。これまで苦心していた制球面が改善。150キロ台半ばの直球に、縦に大きく落ちるカーブを効果的に使い、二回以降は安打も許さなかった。七回二死から四球を与えたが、武岡をカーブで空振り三振に仕留めてほえた。「意図通りになった時は、やっぱりうれしい」と振り返った。
2メートル01の長身右腕は米大リーグ・アストロズからドラフト1巡目指名された大器。何年も動向を注視してきた友利結チーフ国際スカウトは「ストライク先行でいけば、あの角度とボールの強さは見慣れるまで、打たれない」と評する。
新しい環境に適応しようと、変化もいとわない。日本の球は「縫い目の高さとしっとり感が合わず、チェンジアップが思うように投げられていない」とみると、あまり投げていなかったスプリットなどの変化球を試すなど、柔軟な姿勢が光る。
外国人の登録枠を巡る争いは激しい。救援陣を手厚くするため、ルシアーノが一軍に合流した。18日はマタが先発を予定している。村田バッテリーチーフコーチは「ウィットリーは悩むくらい、いい投球をしてくれた。外国人選手にも(それぞれが置かれている立場は)伝わっていて、必死に投げてくれている」。チーム内の競争を一層活性化させる好投でもあった。(井上敬雄)
巨人・阿部監督「(ウィットリーは)カーブが有効に使えていた。(今季初の3連勝となったが)あしたはあした。切り替えてやります」
