イスラエルの防空システム「アイアンドーム」

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 アメリカと共に軍事攻撃を続けるイスラエルだが、対するイランもハメネイ師殺害の報復攻撃を開始。街は大きな被害を受けていた。

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【実際の写真】大きな建物が無残に破壊され… 報復攻撃を受けた「イスラエルの現在」

被害の非対称性

 中東の通信社アルジャジーラによれば、アメリカ・イスラエルイラン攻撃が始まって25日目の3月24日現在、イランの死者は1500人を超えるという。

 むろんこれに対しイランイスラエルおよび湾岸諸国に対して報復攻撃を仕掛けるが、目立つのは被害の非対称性ばかりである。

 イスラエル18人、UAE8人、クウェート6人、サウジアラビア2人……。

 だが、だからといってこれらの国の人たちが安閑と暮らしているかというと、決してそんなことはない。

イスラエルの防空システム「アイアンドーム」

一日に4回も5回も警報が……

 イスラエル最大の商都テルアビブの様子を、現地在住の日本人カメラマン、テツ・ムコウジマ氏が明かす。

「一日に4回も5回も空襲警報が鳴り、その都度シェルターに逃げ込むのですが、かつてパレスチナのハマスがガザ地区から撃ってきたミサイルとは全くの別物。ハマスのものは花火みたいにシュルシュル〜という感じでしたが、イランのミサイルはシュンと鋭い音を立てて飛んでくるのです」

 しばしばイスラエルは世界に誇る防空システム「アイアンドーム」に守られているというが、もはや、それも追いついていない。結果として破壊された建物が街中で散見される。しかも、ここは観光地としても知られる「カルメル市場」から数百メートルしか離れていない場所である。

 戦争とは、攻めた側もまた死と隣り合わせになることを、私たちは知らなければならないのである。

撮影・Tetsu Mukojima

「週刊新潮」2026年4月2日号 掲載