TUY

写真拡大

「電球を替えればずっと使える」と思っていませんか?実は、照明器具には寿命があります。

【画像】照明器具のここを見れば製造年がわかる

外見に異常がなくても、内部の部品が劣化し、発煙・発火につながるおそれがあるのです。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、特に製造から10年を超えた古い照明器具の使用に注意を呼びかけています。

またLED照明に交換・切り替えをする際には、器具の種類や劣化に注意することが、火事・火災を予防することにもつながります。(画像 発火の様子)

2027年末で蛍光ランプの製造・輸出入が終了

水銀に関する水俣条約」に基づき、2027年末までに全ての一般照明用蛍光ランプの製造、および輸出入が終了することになりました。これに伴い照明のLED化が進んでいて、2025年末時点でのLED化率は66.4%に達しています。

「ランプ交換だけ」では防げない発煙・発火のリスク

LEDへの移行には「器具ごと交換する方法」と「ランプだけ交換する方法」の2種類がありますが、注意が必要なのは後者です。

古い器具を使い続けると、内部の「安定器」などの電気部品の劣化は止まりません。

長年の使用で絶縁性能が低下した安定器が原因で、火災に至る事例も報告されています。

実際、蛍光灯器具の事故のうち、使用年数が10年を超えていたケースが約9割を占めています。(画像参照)

交換の目安は「設置から10年」

照明器具の適正交換時期は8~10年、耐用の限度は15年とされています。器具の銘板に記載されている製造年を確認しましょう。

使用年数が10年を超えている場合は、ランプだけでなく「器具ごとの交換」を検討してください。(画像 製造年記載場所)

こんな症状があれば、すぐに使用中止!

以下のような異常がある場合は、発煙・発火につながるおそれがあるため、直ちに電源を切ってください。(画像 発火か所はここだ)

○点灯時にちらつく

○異音がする

○焦げたにおいがする

LED化で家計も環境もスマートに

LED照明への買い替えは、安全面以外にも多くのメリットがあります。

省エネ・・・ 消費電力を約50%削減でき、電気代の節約になります。​

長寿命・・・ ランプ交換の手間と廃棄物を減らせます。​

○環境に優しい・・・水銀を含まないため、地球環境へのリスクを低減できます。

お手元の器具がリコール対象になっていないか、NITEの「SAFE-Lite」や消費者庁のサイトで確認することもおすすめします。

LEDランプだけを交換して「そのまま」使える条件は

既存の蛍光灯器具を残したまま、ランプだけをLEDに交換する方法もありますが、安全に使うためには以下の条件をクリアしているか確認が必要です。まとめます。


○器具の使用年数が10年未満であること・・・日本照明工業会では、設置から8~10年を「適正交換時期」、15年を「耐用の限度」としています。あくまで参考値ですが考慮してください。

10年を超えた器具は、ランプだけを新品にしても内部の劣化が進んでいるため、事故のリスクが高まります。

蛍光灯器具には電流を安定させる「安定器」が入っていますが、LEDランプには不要です。劣化した安定器をバイパスせずにLEDランプを取り付けると、異常電流が発生して焼損する事故が発生しています。

○「安定器」への適切な対処(工事)がなされていること・・・LEDへの切り替えに安心なのは言うまでもありません。

○器具に異常が見られないこと・・・点灯時のちらつき、異音、焦げたにおいなどが一切ないことが前提です。

○正しい組み合わせの製品を選んでいること・・・交換方法を誤ると事故につながるため、お使いの器具に適合するランプか必ず確認してください。そのまま交換できるものと、そうでないものがあるという前提で見てください。

ただ・・・正直、全部交換すると高くつきますよね。交換が必要な器具とそうでない器具を見極めるためにも、不安がある場合は電気店などに相談する方がよさそうです。

加えて、国の支援策はこういう所にしっかりと行われるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

【画像つき記事を最初から】https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2560900?display=1