私たちはこれまでに散々、LINEやデートのHow toを学んできた。

しかし、やっとの思いでLINEやデートに漕ぎ着けても、失敗の可能性は常につきまとうのだ。

あんなに盛り上がったはずなのに、突然の既読スルーに予期せぬ別れ。 恋人同士になれたかと思ったのに、いつまでたっても一進後退を繰り返す関係性。そんな経験、無いだろうか?

男女の関係を次に繋げる方法を学ぶため、あなたに宿題を出していこう。

さて、今週の宿題は?




香織と出会ったのは、2対2の食事会の席だった。仕事で繋がりがあってプライベートでも仲の良い、友人の瑞穂がセッティングしてくれたのだ。

「こちら、彰人さん。仕事でもお世話になっているんだけど、こうしてよく飲みに連れて行ってもらってるんだよね。こちらは、香織。香織は今、化粧品会社で働いてるんだよ」

そう瑞穂から紹介を受け、香織と話してみると、彼女は可愛らしくて素敵な子だった。

「香織ちゃんは、どんなことをしているの?」
「私は広報を担当しています。彰人さんは?」
「僕はマーケティング会社だよ!何か仕事で繋がることもあるかもね」

最初はそんな堅い話から始まった。しかし瑞穂がうまく盛り上げてくれたこともあり、一時間後にはすっかり打ち解け、気がつけばワインは4人で3本も空いている。

この日は盛り上がって解散したが、その夜に早速、香織の方からLINEが来た。

-香織:今日はありがとうございました!仕事のお話、すごく興味深かったです。またご一緒させて下さいませ(^^)


このLINEにすぐ返事を打ち、僕は香織とデートの約束をした。

そしてデートは非常に盛り上がり、彼女は僕のことを結構気に入っているようだった。それなのに、あるとき突然冷たくあしらわれるようになってしまったのだ。


初デートで彰人がそもそも間違えていたこととは?


宿題1:香織が“瑞穂先輩を呼ぼう”と言った理由を述べよ


香織との初デートは、麻布十番にある『honda』にした。木のカウンターが落ち着いた雰囲気を醸し出しており、雰囲気が良いだけでなく、味も良い。

「さすが彰人さん、素敵なお店知ってますね!」

「そう?瑞穂ちゃんと飲むときはもっとカジュアルなお店が多いから、秘密ね(笑)怒られちゃうよ」

男は単純だから、店選びへの気合いはその女性に対する本気度に比例する。

瑞穂は仲の良い女の子の一人であるが、今回ほど気合の入った店へ連れて行ったことがなかった。今夜は香織と会うため、僕はデートらしく気合いを入れたのだ。

「彰人さん、美味しいお店たくさん行ってそう〜!週末とかも外食が多いんですか?」

「そうだね〜。でもランチは行かないかな。子供が苦手だから、静かな大人の店で飲むのが好きなんだよね。ところで、どう?仕事は順調?」

「はい、お陰様で!でも今が頑張りどきって感じですかね〜」

白ワインを飲みながら、話も盛り上がっていた。少し酔ってきたのか、香織の距離が心なしか近くなっている気がする。




「彰人さん。お仕事は、普段何時くらいに終わるんですか?」
「そうだなぁ〜大体19時とか20時だけど、遅くなる時は遅くなっちゃうかな。香織ちゃんは?」
「私も同じくらいですねぇ。しかも私達、会社近いですよね!?」

香織の会社は、たしか丸の内界隈だ。僕も大手町なので、かなり近い。

「そしたら、今度仕事終わりにご飯行かない?」

さりげなく次回のデートも誘ってみると、香織は簡単にOKをくれた。

「いいですよ!丸の内界隈にあるお店で、気になる所があるんですよね〜」

可愛い顔でニコッとされ、僕は思わずドキッとする。仕事帰りにデートなんて、素晴らしい響きだ。しかも彼女の方から店の提示までしてきて、かなり乗り気なようだ。

しかし、次の香織の一言を聞いて、僕は“おや?”と引っかかる。

「でも、こんな毎回二人で会っていたら瑞穂先輩に怒られちゃうかなぁ・・・次は瑞穂先輩も一緒に食事します?」

たしかに、紹介してくれた瑞穂の顔を立てるためにも、一度三人で食事を挟んだ方がいいのかもしれない。三人で食事をしたら、その次は香織と二人で食事へ行こう。

「大丈夫だとは思うけど、でもたしかに、瑞穂ちゃんもまた僕とご飯へ行きたいって言っていたから、次は三人にする?香織ちゃんばかりと会っていたら怒られちゃうかもだからね(笑)」

香織にそう答えながら、ふと考えた。もしかして、瑞穂は僕のことが好きなのだろうか・・・?

「瑞穂先輩がそう言ってました?そしたら、そうしましょう!この前のメンバーにします?」

女同士の縦社会は、男からすると計り知れないものがある。だから、ここは素直に従ったほうが良いだろう。

だが、ちゃんとフォローも忘れていなかった。

「そしたら次はみんなで、だけど、その次はまた二人でご飯行こうね」

こうして、初デートは完璧なムードと会話で終わった。そして次は3人で会うことになったのだが、そこで何かが崩れ始めたのだ。


初デートは完璧?3人でご飯を食べる時の女心とは?


宿題2:女性が、“この男ないなぁ”と思ったポイントはどこ?


皆での食事は、香織が行きたいと言っていた『BREEZE OF TOKYO』にした。仕事後の約束時間に店へ行くと既に瑞穂は席に着いており、少し遅れて香織がやってきた。

「今日、男性は彰人さんお一人なんですね。両手に花じゃないですか〜」

もう一人、前の会にいた男友達を誘っても良かったのだが、女性陣は二人とも仲が良いし、人数が少ない方が話しやすいだろう。そう思い、結局3人にしたのだ。

ちなみに瑞穂もとても綺麗な女性で、香織も可愛い。何だか世の中の男性に申し訳ない気持ちになりつつも、美女に囲まれるのは嫌なものではなかった。

「何か周りの男性からの視線が痛いよ(笑)こんな美女二人に囲まれて」

そう言うと、女性陣二人は、はにかみながらも大きく頷く。

「本当に、独占ですよ。今日は彰人さんの会ですね♡」
「ハーレムですね!」

そんな楽しい会話をしながら、和気あいあいと美味しい食事は進んでいった。




「ちなみに、二人の好きなタイプは?」
「なんだろうなぁ。優しくて、一緒に成長できる人かな。香織は?」
「私も!あと結婚したいから、子供が好きな人がいいな」
「そっかぁ、二人とも結婚したいんだ。でも僕は結婚願望が今はあまりないんだよね・・・」

素直にそう言った途端に、香織が肩を落としたように見えたのは 僕の勘違いだろうか。

「あれ?今日は香織ちゃん、おとなしいね。前回はあんなにも盛り上がっていたのに」
「そうですか?全然いつも通りですよ!それより、彰人さんは楽しんでますか?」

さりげない気遣いをしつつ、僕に対して視線を送ってきてくれた香織。やっぱり瑞穂に気を使っているのだろうか?それとも、僕が結婚願望はないと言ったことに対して傷ついたのだろうか。

とにかく、次は絶対に二人でご飯へ行こう。そう思っていた。

なのでこの食事が終わり、僕はすぐに香織にLINEを送ってみた。

-彰人:さっきはありがとう!今日はごめんね、三人で。次は二人で行こうね。


だが、香織からの返信は、あっさりと“こちらこそありがとうございました”だけだった。

しかも、次回の日程を聞いても流された挙句、“また瑞穂さんも誘います?”と来たのだ。

-瑞穂が僕のことを好きだから、香織は来てくれないのか!?先輩に気を使っているってこと??

だからといって、ここまであからさまに避ける必要もないのに・・・。そう思いながら、本当のところは何が原因なのか分からずにいる。

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瑞穂は彰人のことをどう思っていた?女心の真実とは!?