9回、サヨナラ弾を放ったフリーマンを最前列で出迎えるキケ・ヘルナンデス(ロサンゼルス・ドジャース提供)

写真拡大

 「ドジャース1−0エンゼルス」(5日、ロサンゼルス)

 ドジャースのフレディ・フリーマン内野手が九回に劇的なサヨナラ弾を放ち、チームの連敗を阻止。本拠地は大歓声に包まれ、ホームには歓喜の輪ができたが、一番乗りで祝福したのは左脇腹を痛めて負傷者リスト入りしているキケ・ヘルナンデス内野手だった。

 フリーマンの美しい放物線が右中間スタンドに突き刺さると、ベンチから選手たちが一斉に飛び出した。ホームプレートを囲んでできた歓喜の輪。そのベストポジションにいたのはキケだった。

 これを発見したフリーマンは思わず笑顔でサムアップポーズ。そしてホームを踏むと、すぐにキケが後ろから飛びかかってヘルメットを両手でたたいた。その後は脇腹を痛めているせいか、すぐさま輪を離れて避難。キケの思いがにじんだワンシーンだ。

 昨年もキケが負傷者リスト入りしていた7月23日・ツインズ戦で、フリーマンが逆転サヨナラの左前2点打を放った。直後、ベンチからキケが猛ダッシュ。ものすごい勢いで一塁を回った殊勲のフリーマンに抱きつき、喜びを爆発させた。

 抱きつかれたフリーマンは思わず「ギョッ」とした様子で後ずさりしたが、優しく抱擁してあげたシーンも。同点9月に厳しい戦いを勝利し優勝マジックを点灯させた際には、2人フィールドで抱き合った。東京開幕シリーズのディナーでは苦手のウニをフリーマンにキケが勧めてガッツポーズしていた。

 2人の友情がにじみでていたサヨナラのワンシーン。チームの雰囲気の良さがにじみ出ていた。