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新デザイナーの下で大幅改良へ

ミニは、各モデルの大規模なマイナーチェンジの開発作業を「ほぼ完了」させた。デザイン責任者ホルガー・ハンプフ氏の下で新たな時代を迎えようとしている。

【画像】英国の象徴的なブランドによる伝統のコラボが復活【ミニ・ポール・スミス エディションを詳しく見る】 全60枚

ハンプフ氏は2024年10月、BMW傘下のデザインコンサルタント会社デザインワークスからミニに移籍した。しかし、ミニの現行ラインナップがまだ新しいこと(クーパーとカントリーマンは2023年発売、エースマンはその翌年)を考えると、同氏が自身の色を出す機会はまだ訪れていない。


2024年10月にミニのデザイン責任者へ就任したホルガー・ハンプフ氏

ハンプフ氏はAUTOCARに対し、「今後のLCIでわたしの仕事を見ることになるでしょう」と語った。

LCI(ライフ・サイクル・インパルス)とは、BMWグループが大規模なモデル更新を指す際に用いるコードネームである。ハンプフ氏によると、次回のLCIが「この世代のお客様からのフィードバック」を基に行われる、ミニにとっての「重要なマイルストーン」になるという。

登場から4年を経たクーパーとカントリーマンのマイナーチェンジモデルは来年後半に、エースマンのマイナーチェンジモデルは2028年に登場する可能性が高い。

有名ブランドとのコラボにも意欲

ハンプフ氏は、クーパーの『ポール・スミス・エディション』や以前のコンセプトカー『デウス・エクス・マキナ』のようなブランドコラボレーションが、ラインナップの新鮮さを保つ上でより重要になっていくと述べた。

「短期間の限定モデルやコラボレーションは、ミニに対する認知度と評価を高めるでしょう。必ずしも完全に新しいクルマである必要はありません。一種のストーリーテリングであり、現行製品をライフスタイルに合わせて適応させることになります」


デウス・エクス・マキナとのコラボにより誕生したコンセプトカー、ザ・マキナ    ミニ

この点に関連して、ハンプフ氏は、既存モデルの1つをベースにしたオフロード志向のバリエーションを開発中であることをほのめかした。

「アウトドアのライフスタイルや、都会を離れて自然の中で数日を過ごすというトレンドを目の当たりにしてきました。ミニのクルマでも、もちろん可能です。その方向性の何かを期待していただきたい」

この派生モデルはおそらくカントリーマンをベースにするだろう。現在、四輪駆動を備えているのはミニの中でカントリーマンだけであり、その高い最低地上高はアウトドア志向のライフスタイルに適しているからだ。

ハンプフ氏は当面、マイナーチェンジに焦点を当てるが、すでに次世代の完全新設計モデルの開発も始まっていることを認めた。これらは2030年代初頭に登場する見込みだ。

よりスポーティなJCWが登場予定

ミニの高性能サブブランドであるジョン・クーパー・ワークス(JCW)は、標準モデルとの差別化をさらに進めるため、より特徴的なスタイリングを採用するとみられている。

ハンプフ氏は、JCWのラインナップには「上を目指す余地がある」と述べ、BMWのMモデルとMコンペティションモデルの違いを例に挙げた。このことから、JCWのより過激なバージョンが開発されている可能性が高いが、サーキット特化型のGPモデルではないと予想される。


ザ・スケッグ(左)とザ・マキナ(右)    ミニ

「過去にはGPのことばかり考えていましたが、今回はそうではなく、もっと幅広い視点からアプローチしています」

ハンプフ氏は、デウス(Deus)とのコラボレーションをJCWの進化に向けた「1つの実験」と位置づけ、「より大きなタイヤとより大きなスポイラー」を採用した。一般からの「非常に好意的な反応」を踏まえ、2台のコンセプトカー『ザ・スケッグ』と『ザ・マキナ』の控えめなバージョンが、量産化に向けて準備されている可能性もある。

JCWモデルは昨年、2万5630台を販売し、2024年比で59.5%増という記録的な成功を収めた。ミニはこの成功の要因として、英国、日本、オーストラリアでの人気を挙げた。

ミニブランドの責任者であるジャン=フィリップ・パラン氏は最近、AUTOCARに対し、JCWのラインナップを拡大する「まだいくつかの可能性」があるとして、ホットハッチを「非常に強力に」推進していくと語った。