“世紀の一戦”会見で両雄に質問「証明したいものは?」に「まだまだ井上尚弥だと」&「強さです」
◇世界スーパーバンタム球4団体タイトルマッチ 統一王者・井上尚弥(大橋)<12回戦>WBA、WBC、WBO1位、IBF3位・中谷潤人(M.T)(2026年5月2日 東京ドーム)
日本プロボクシング史上最強対決の“世紀の一戦”、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋、32勝27KO)vs元世界3階級制覇王者・中谷潤人(28=M.T、32勝24KO)を含むダブル世界戦興行「THE DAY」の公式会見が30日、都内のホテルで開かれた。
井上尚と中谷は開催興行が正式発表された3月6日以来の対面。 WBC世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者・井上拓真(30=大橋、21勝5KO2敗)と挑戦者の元世界4階級制覇王者・井岡一翔(37=志成、32勝17KO4敗1分け)も出席した。
会見では4人に同じ質問も飛んだ。「ボクシング以外のファンも巻き込んだ興行で何を証明、発進したいのか?勝ち負け以外に」との問いに、髪を金色に染めた井上尚は「勝ち負け以外に?」と聞き直し、「今回初めて試合を見に来るファンがとても多いと思うので、 ボクシングの面白さ、素晴らしさ、トップ選手同士が戦えば自ずと盛り上がる試合になるんだというのを5月2日に見せたい」とコメント。記者が重ねて「証明したいものは?」と問うと、「まだまだ井上尚弥だ、というのを証明していきたい」と答えた。
一方の中谷は「今まで積み上げてきた人生がぶつかる5月2日になると思う。 一人のボクサーが積み上げたものをリングで発揮して、どれだけ人の心が動いて感動してくれるというところをモチベーションで持っているので、そこをしっかり発揮したい」とコメント。ここでも「証明したいものは?」と重ねて質問が飛ぶと、「強さです」ときっぱり話した。
また、井上拓は「この大きな舞台でボクとシングいうスポーツを見て、感動とか勇気を与えられる試合にしたい」と語り、「井上拓真の強さであり、井岡選手に勝つところを証明したい」と返答。井岡は落ち着いた様子で「ボクシングの素晴らしさ、日本人の魂と、挑戦することの大切さを証明したいし、認められたいと思ってます」と話した。
4人には「続編はあるか?」と再戦への質問も出たが、井上尚が「今のところ続編というのは頭の中にはなくて、5月2日のことしか考えてないので、まずはそこに集中したい」と話したように、いずれも次戦へ集中していることを強調した。
日本人同士による4団体統一タイトルマッチは史上初。2階級4団体統一王者の井上尚は、ともに自らの世界記録を更新する世界戦28連勝、4団体統一王座7度目の防衛に挑む。中谷には井上尚に次いで日本人史上2人目の4団体統一王者と、井岡一翔、井上尚、田中恒成に次いで日本人史上4人目の世界4階級制覇が懸かる。米リング誌選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)では井上尚が2位、中谷が6位にランクしている。
