4回、古賀のゴロをはじいた後、処理する泉口(左)。2塁走者・長岡(19日)=片岡航希撮影

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 ヤクルト3―1巨人(セ・リーグ=19日)――ヤクルトが3カード連続勝ち越し。

 1点を追う四回、オスナの3ランで逆転。新人の増居がプロ初勝利を挙げた。巨人は2安打と打線が振るわなかった。

 好発進で首位に立つヤクルトが、守備の綻びを見逃してくれるはずはない。巨人はミスからの失点で、試合の主導権をみすみす手放してしまった。

 1点を先行した直後の四回。先頭の長岡の平凡な三ゴロをダルベックが一塁へ悪送球して出塁を許す(記録は失策)と、サンタナの三塁前へのボテボテのゴロが内野安打となる不運が続いた。さらに、古賀の遊前の当たりを泉口がはじいて併殺を取れず、三塁封殺にとどまってピンチが続いたところで、井上がオスナに手痛い3ランを浴びた。

 井上は「もう少し丁寧に低めに投げきるべきだった」と痛恨の一発を悔いたが、三回までは無安打投球だった。守備の悪い流れに引きずり込まれ、リズムを崩された面は否めない。

 チームは昨季12球団ワーストの78失策を喫した。主砲の岡本(米ブルージェイズ)が海を渡って得点力に不安が残る今季、「守り勝つ野球」の重要性は一層増している。川相ディフェンスチーフコーチは「(守備で貢献の大きかった)岡本が抜け、吉川も(今は)いない。(ダルベックら)外国人も入れ替わって、戦いながら成長している段階」と強調する。

 シーズンに入ってからの早出練習でもハンドリングに自主的に取り組む選手もいるが、現時点ではまだ、結果に結びついていない。この日は終盤に泉口も失策を記録し、開幕19試合目でリーグ最多の12個となった。川相コーチは試合後、「もう一回ちゃんと引き締めてやらないと」と口にした。シーズンを経る中で1点の重みが増す試合が増えていくだけに、早い段階で改善したい。(井上敬雄)