【国際親善試合】アメリカ代表 3−0 日本女子代表(日本時間4月18日/ディックス・スポーティング・グッズ・パーク)

【映像】長谷川唯の「極上バックスピンパス」(実際の様子)

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のMF長谷川唯が見せた、芸術的な“バックスピンパス”がファンの心を鷲掴みにしている。

 パリ五輪金メダルの現世界女王との3連戦でアメリカ遠征をしたなでしこジャパンは、日本時間4月18日の最終戦で0−3と惨敗。相手のフィジカルに圧倒された。

 パワーとスピードではやはりアメリカが明らかに上回っており、日本は何度もデュエルで劣勢を強いられた。それでも、なでしこジャパンにはテクニックやアジリティーの優位性があり、数少ないながらもチャンスを作り出していた。

 その中の1つが、53分のワンシーンだ。センターサークル内でFW藤野あおばがボールを奪い、FW松窪真心を経由してパスが長谷川へ。すると長谷川はMFアリッサ・トンプソンを軽々とかわして右サイドに進むと、藤野、DF清水梨紗と流れるように連携する。

 藤野がタッチライン際でパスを捌き、戻りながらボールを受けた長谷川は、ワントラップから素早くターンして前線へスルーパスを供給。しかもこのボールには絶妙なバックスピンがかけられており、ワンツーの形で縦に走っていた藤野の進行方向にピタリと合致。相手ディフェンスラインの裏を完全に取った。

「トンプソン簡単に剥がしてて凄い」の声も

 藤野がダイレクトで狙ったクロスは中の味方とタイミングが合わずにクリアされてしまったものの、長谷川らの卓越したテクニックとアジリティーを上手く使えば、強固なアメリカの守備陣も十分に崩せることを証明したシーンだった。

 この一部始終は、ABEMAのコメント欄やSNSでファンも反応。「長谷川はやっぱ天才」「唯ちゃんはイニエスタ」「やはりシティコンビはすごい」「今のはうまい」「長谷川はトンプソン簡単に剥がしてて凄い」「最高のパス」などポジティブな声が相次いだ。

 長谷川は73分にベンチに下り、なでしこジャパンのアメリカ遠征は1勝2敗の負け越しで終了。試合後、狩野倫久監督代行が「とくにセットプレーはもうひとつ上の対策をやる必要があるし、自分たちがこういった強豪国のプレッシャーの中でもボールを保持できないと、もう一段階上にはいけない。何が必要で何が足りないのかを十分理解できたゲームになりました」と語った通り、このアメリカ3連戦で浮き彫りになった課題を、2027年のFIFA女子ワールドカップまでにしっかりと解決していきたい。

(ABEMA/なでしこジャパン)