気象庁、40℃以上の日の名称を「酷暑日」に決定

気象庁は、最高気温40℃以上の日の名称を「酷暑日(こくしょび)」とすることを決定しました。日本気象協会が2022年から用いてきた言葉が、正式な予報用語として位置づけられることになります。
近年、各地で40℃以上の記録的な高温が相次ぐ中、危険な暑さへの注意喚起をより分かりやすく伝える狙いがあります。
気象庁、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と正式定義

気象庁は4月17日、最高気温40℃以上の日の名称について、「酷暑日(こくしょび)」とすることを決定しました。
今回の決定は、一般を対象としたアンケートや、有識者らへのヒアリング結果を踏まえたものです。アンケートには47万件を超える回答が寄せられ、13の候補と自由回答の中から、「酷暑日」が最も多く票を集めたとのことです。
今回、気象庁が「酷暑日」を正式な予報用語として定義したことで、危険な暑さに対する注意喚起の表現がより統一され、社会全体で暑さへの備えや行動につながりやすくなることが期待されます。
気象庁では、この夏から予報用語としての使用を予定しています。
▼日本気象協会による「酷暑日」命名(2022年)
https://tenki.jp/suppl/tenkijp_labo/2022/08/02/31275.html
40℃以上の高温が相次ぐ近年の状況が背景に
気象庁や日本気象協会が40℃以上の高温に対する名称を検討することに至った背景の一つに、ここ数年、全国各地で毎年のように最高気温40℃以上の日が観測されていることが挙げられます。
もはや最高気温35℃以上の日を表す「猛暑日」だけでは暑さの危険性を十分に伝えきれない状況となっており、40℃以上にも名称を定めることで、危険な暑さであることをより分かりやすく示そうという狙いがあります。
今年の夏も「酷暑日」に警戒

日本気象協会が独自の予報モデルで解析した結果によると、2026年の酷暑日の地点数は、直近10年間の平均と同程度か、やや多くなる見込みです。全国の酷暑日地点数が年間で過去最高(延べ30地点)となった昨年2025年ほどの多さではないものの、近年の記録的な高温に次ぐレベルの暑さになる可能性があります。
特に東日本・西日本を中心に、今年の夏は早い時期から厳しい暑さとなる日も予想されており、天気予報やニュースの中で「酷暑日」という言葉が早くも使われる場面が出てくる可能性があります。
「酷暑日」という言葉を見聞きした際には、熱中症リスクが極めて高い状態となるおそれがあります。エアコンの適切な使用や外出予定の見直し、こまめな水分・塩分補給など、いつも以上に熱中症対策を意識するようにしてください。
熱中症情報や熱中症警戒アラートなどの情報も、あわせて確認するようにしましょう。
今年の夏の詳しい見通しについては、以下の記事で解説しています。
https://tenki.jp/forecaster/m_seta/2026/03/25/38287.html
