ジャレン・デュラン(ロイター)

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 レッドソックスは14日(日本時間15日)、敵地でのツインズ戦に0―6で完敗。4回までに5点をリードされる展開となった中、開幕から不振にあえぐジャレン・デュラン外野手(29)がとった行動が大きな騒動となっている。

 吉田正尚外野手(32)は「3番・DH」で先発出場し、4打数2安打で打率を3割4厘まで上げたが、チームから飛び出した6安打はすべて散発。「7番・中堅」で出場したデュランは4打数無安打に終わり、打率は1割8分2厘まで降下した。そのデュランは5回先頭で迎えた第2打席で平凡な二ゴロに倒れると、駆け足でベンチに戻りながら一塁側のスタンドに向けていきなり中指を突き立てた。

 チームはア・リーグ東地区の最下位に沈み、この日の敗戦で6勝11敗とますます深みにハマッてしまったが、突然の問題行動も生中継されていた。そのため、スポーツ専門局「ESPN」や有力紙の「ニューヨークタイムズ」など多くの米メディアがなぜデュランがそうした行動に出たのか、本人の言い分を伝えている。

 それによると、発端は客席から聞こえてきたヤジだといい「誰かに『死ね』って言われたんだ」。さらに「もう慣れっこだよ。分かるだろ? そういうこともあるよ。誰かに何か言われたら中指を立ててやるけど、仕方ない。あんなふうに反応すべきじゃなかったことは分かっているけど、そういう言葉にはやっぱりまだ反応してしまうんだ」と説明している。

 デュランは昨年4月に配信された「Netflix」の番組で過去にうつ病に苦しみ、自殺を図ったことを告白。その後、ヤジに激高して同僚や審判員に止められ、同年8月の試合では地元のファンに暴言を吐いて球団から出場停止処分などを科せられた。デュランは自身の過去を番組で明かしたことについて「話したのは自分の責任。それによってアンチを引き寄せてしまったようなもの。だから、それに慣れるしかないんだ」と後悔も口にしている。