「一生のお願い!」は中学英語で表現できる…askでもrequestでもない、誰もが知る”bから始まる3文字の単語”
※本稿は、英語のそーた『SPEAK OUT 声に出して自分の言葉にする英単語帳』(KADOKAWA)の音声解説部分を再編集したものです。

■「お願いする」は英語で何と言う?
「お願いする」を表すときに使える英単語は、主にfavor, request, orderなどがあります。まずはfavorを見てみましょう。
favor 〈名詞〉 好意、頼み事
お願い事をしてもいい?(頼み事があるんだけど)
Could you do me a favor?
お願いを聞いてくれたりしますか?
Would you do me a favor?
favorは名詞ですが、doとセットで「お願いする」というニュアンスを表せます。例文の1文目は、もうこのまま覚えてほしいです。Could you do me a favor? あるいは Can you do me でもいいです。もうちょっと軽く言いたいときは Can you do me a favor?
2文目も同じですけれど、自分が覚えれそうな形、あるいは自分が使うって思う形で、覚えてしまいましょう。僕は、Can you do me a favor? しか使わないです。「私に頼み事をしてくれる」「私に好意的な事をしてくれる」のようなニュアンスだと思ってください。
■requestは「特別なお願い」に対して使う
request 〈名詞〉 リクエスト
最上階の部屋にしてほしいとホテルにお願いを送っておいた。
I sent a request to the hotel to stay on the top floor.
同じ「お願い」でも request もありますね。例えばホテルに「こうこうこうでお願いしたい」と。僕は本業がオンラインでの英会話レッスンなので、出先でオンラインでレッスンするとき、隣の方がいらっしゃったらご迷惑をおかけするから、「角部屋」「隣がいないところにしていただけますか?」って、request するときがあります。
そういうときが、I sent a request. これで「リクエスト(お願い)を送りました」というニュアンスです。大体この形で使うことが僕は多いです。そして何のお願いかを説明するために、I sent a request to the hotel to stay on the top floor. と不定詞を使って表していきます。
携帯を英語設定にしていると、何かを承認してもらうために、「リクエストを送る」「リクエストを送信する」という場合に、requestを結構見ます。日常でそんなに頻繁に使うかというと、そんなに頻繁ではないと思います。こういう「特別なお願い」をするときくらいです。
■「一生のお願い」と言いたい時はbegを使う
「お願いする」を表す単語はあと2つあります。強くお願いごとをしたいときは beg を使います。
beg 〈動詞〉 (〜に)強くお願いする
お願い! 一生のお願い!
Please! I'm begging you!
彼はお母さんにお金をせがんでいた。
He was begging his mom for money.
親に学費を払ってとめちゃくちゃ頼んだ。
I begged my parents to pay the school fee.
beg 人 で「人に強くお願いする」という意味。1文目はたまに聞きます。Please, I'm begging you. とかね。映画などで「一生のお願い!」みたいに強くお願いする感覚ですね。使い方としては、2文目のHe was begging his mom.のように、人を基本的には後に入れてください。人にお願いするので、his mom for +名詞の形か、3文目の I begged my parents to payなどto動詞の形で使います。

■orderは何かを注文するときに
order 〈動詞〉 (〜を)注文する 〈名詞〉 命令、順番
ご注文はいかがなさいますか?
Are you ready to order?
アマゾンでソファを注文した。
I ordered a couch on Amazon.
名前がアルファベット順にリストアップされてるね。
The names are listed in alphabetical order.
最後、お願い事でも「注文」がありますよね。例えば、1文目のAre you ready to order? orderは発音が難しいかもしれないですけど、間にrを入れてくださいね。rは口を「う」にするのがコツです。この文はお店などで相手に言われる言葉ですね。「注文、ご準備できていますか?」「ご注文はいかがなさいましょうか?」という意味です。

日常使いするのは2文目ですね。「オーダー」は注文というイメージが多くの人があると思います。ちなみに、couch は「ソファ」という意味です。ソファも間違いではないですが、couch が使われることが多いです。
もう1個だけ。orderには「順番」という名詞の意味もあります。「この人が先」「あの人が2番目」などです。関連で覚えておくと便利かもしれないのが、3文目の「アルファベット順」alphabetical orderです。少し難しいかもしれないですが。ちなみに、こういうときinを使うんです。「なんでin?」と悩むとしんどくなると思うので、「このまま覚える」いうのも大事です。もう理論は置いといて、とにかく in だと。
最後に、orderには「命令」という意味で、お願い事のニュアンスもあります。「これをしてくれ」のような感じですね。正直日常使いはしないと思います。「命令」は日本語でもそうですが、きつい言葉ですので。ただ、映画やリスニングでは、命令のニュアンスで出てくるときもあります。
■「助けを求める」は英語で何と言えばいいのか
「尋ねる」と言いたいとき、どの英単語を使えばよいのでしょう。日常的な日本語では、「あ、それ彼に聞いとくわ」というように、「聞く」と言うと思います。「聞く」というとlistenを頭に思い浮かぶ人もいると思いますが、「誰かに聞く」という文脈では、askが結びつくとよいです。
ask 〈動詞〉 〜に聞く、尋ねる
何個か質問してもいいですか?
Can I ask you a few questions?
トムに引っ越しの手伝いをしてほしいと頼んだ。
I asked Tom to help with moving.
彼女は先生に助けを求めた。
She asked her teacher for some help.
ask 人 〜で「人に〜を聞く」という意味。例えば1つ目の例文です。Can I ask you a few questions? この文はこのまま使えます。「ちょっと何個か質問していいですか」という意味ですね。
よく使うのは、ask 人 to 不定詞 という形。例文の2文目です。引越しは moving です。人の場合はhelpの後ろにそのまま人を入れられますが、何か物事を手伝うときは help withとwithが必ずつくので注意してくださいね。

あと、もう1個覚えておくと便利なのが、ask for です。「何々を求める」という意味です。たまにaskとforの間に人が入る場合もあります。例えば3文目です。ここではher teacher「先生」が入っていますが、人が入らない場合もあります。ask for 〜の形で「助けを求める」という意味です。「誰に」と言わない場合は、ask for の形で覚えておくと便利ですね。
ただ覚えるときは、ask 人 for 〜と覚えておいて、必ず人の部分に誰か人を当てはめて使おうとインプットしておくと、使いこなしやすくなります。入るときと入らないときがあると考えるとややこしいので、もう基本は人を入れて使おうと思っとけばオッケーです。
■inquireは企業への問い合わせなどで使えるが、askでも代用可
次に「聞く・尋ねる」でも、「問い合わせ」の文脈の「聞く」がありますよね。「あ、コールセンターにちょっと電話して聞いとくわ」とか。こういうときは inquire を使います。
inquire 〈動詞〉 問い合わせる
掃除機のことで会社に問い合わせをした。
I inquired about the vacuum cleaner with the company.
inquireはやや硬い言葉ですので、メールなどの文面で見ることが多いです。名詞のinquiry「お問合せ」もそうですね。ただ、会話でも使っても問題ありません。I inquired about…… とabout を使います。ややこしい方は、inquireの代わりにask 使っても大丈夫です。I asked about 〜でオッケーです。「問い合わせ」のニュアンスの際は、inquire を使えるとワンランク上の英語になります。
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英語のそーた英会話コーチ
英語学習コンテンツクリエーター、英会話ラジオパーソナリティー。神戸市外国語大学外国語学部卒業。「留学はしなくても英語は絶対に話せる」のメッセージを掲げ、2014年に学生起業。代表を務める「オンライン英会話OneWay」では、英語だけではなくコミュニケーションの根本から見直すコーチングを実施。高校・大学・一般向けの英会話セミナーも多数開催。10年間司会を務めるPodcastラジオ番組「台本なし英会話レッスン」は3000万DL突破。英語の楽しさ&英語の先にあるモノを配信中。著書に『そーた式! まるでネイティブのような「英語の発音」が身につく魔法の法則40』『魔法の暗記術! ディズニー映画で身につくそのまま使える英会話フレーズ』(共にGakken)、『そーた式! いま知ってる単語だけで英語が話せる 思考スイッチの法則15』(ジャパンタイムズ出版)などがあり、累計5万部突破。
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(英会話コーチ 英語のそーた)
