自分のしでかしたことの重大さに気づき、3人に謝罪の言葉を残してテイラーが去った部屋に、後日、二人の男の姿があった。

 CB・ダラウェーとティム・クレドゥアー。準決勝で敗れた二人を3週間後にもう一度戦わせ、その勝者が決勝戦でサダローと対戦することが、両者に伝えられた。

 テイラーの犯した罪に戸惑いを隠せない二人だったが、一度は失った決勝進出のチャンスを再び与えられ、目を輝かす。「人生で最も大切な一戦になる」――、シーズン収録中に比べると若干、ファットになったクレドゥアーは、身を引き締めるように語った。

 仕切り直しの準決勝。鋭い出足でパンチ、ローキックを放つダラウェーだったが、ラウンド終盤にクレドゥアーのパンチで腰から崩れおちる。なんとかテイクダウンで、ごまかすことに成功したが、1Rを失ってしまった。

 チーム・ランペイジのナンバーワン=ダラウェーと、チーム・フォレストのナンバーワン=クレドゥアーの対戦は、2Rに入り一進一退の攻防が続く。と、今度はダラウェーのパンチの連打でクレドゥアーが、キャンバスにへたり込む。トップからパウンドを落としたダラウェーが、このラウンドを取り返した。

 最終3Rは、両者ともガスアウトになりながらも、死力を尽くして戦い続ける。このような展開になると、得意技も持つファイターは強い。打ち会いのさなか、テイクダウンを決めてトップをキープするダラウェー。クレドゥアーのスイープに狙いに、腰こそ浮き上がるが回転させられることなく、立ち上がっては、またテイクダウンを狙う。

 どちらと決勝で戦うことになるのか、オクタゴンサイドでサダローが勝負の行方を見守る中、最後までトップキープに成功したダラウェーが、3-0で判定をモノにした。

 最後の最後で、目まぐるしいドラマが見られたシーズン7。波瀾万丈の展開を制した「本当のCB・ダラウェーの姿をライブショーで披露する」――とダラウェー。そして、「チーム・ランペイジが、復活した」というランペイジの勝利の雄たけびで幕を閉じた。

 TUF史上初となる、再戦=決勝。TUF3優勝のケンドール・グローブ、TUF1優勝のディエゴ・サンチェスとともに、アミール・サダローとCB・ダラウェーは、6月21日オクタゴンに立つ。

◇関連リンク
『The Ultimate Fighter Finale』対戦カード

◆UFC THE ULTIMATE FIGHTER season.7 バックナンバー
【TUF7第11週】決勝進出決定を決めたのは涙のウィナー=ジェシー・テイラー
【TUF7第10週】いよいよ佳境のサバイルウォー、準決勝進出者が決定
【TUF7第9週】準決勝開始、トレードしても、完敗ランペイジ軍
【TUF7第8週】チーム・ランペイジの“エース”CB・ダラウェイ登場
【TUF7第7週】ランペイジ、判定にキレた!
【TUF7第6週】ランペイジ軍が初勝利!
【TUF7第5週】ランペイジ、試合後にキレる!
【TUF7第4週】サバイバル戦にフォレスト一位指名 クレドゥアー登場
【TUF7第3週】予想外の脱落者と生き残り戦本格化
【TUF7第2週】生き残り合戦終了、16人が本契約目指しUFCホームへ
【TUF7第1週】がスタート、コーチはランペイジ・ジャクソンとフォレスト・グリフィン