CircleStone Labsが画像生成AIモデル「Anima-Base」を2026年5月15日に公開しました。Animaは2026年1月からプレビュー版が公開されていたモデルで、「タグと自然言語の両方でプロントを記入できる」「SDXL系モデルやIllustrious系モデルと比べてプロント追従性が高い」といった特徴を備えていることからプレビュー版の段階から大きな注目を集めていました。正式版が公開されたので実際にComfyUIで画像を生成する手順やプロンプトのコツなどをまとめてみました。

circlestone-labs/Anima · Hugging Face

https://huggingface.co/circlestone-labs/Anima

AnimaはCircleStone LabsとComfy Orgの協力体制で開発されているアニメ・イラスト特化の画像生成モデルで、2026年1月に「Anime Preview」が登場し、2026年3月に「Preview2」、2026年4月に「Preview3 Base」と順調にアップデートされてきました。プレビュー版の段階で「自然言語でプロンプトを記入できる」「プロンプト追従性が高い」「SDXL系モデルが動くPCなら動く」「叡智な表現が規制されていない」といった特徴が評価されてローカル画像生成界隈で話題となっていました。そんなモデルの正式版である「Anima-Base」が2026年5月15日に登場したというわけです。

Anima-Baseを使って画像を生成する手順は以下の通り。今回はComfyUIで生成します。

まず、モデル本体の「anima-base-v1.0.safetensors」、テキストと画像の橋渡しを担うテキストエンコーダーの「qwen_3_06b_base.safetensors」、人間用画像とAI用画像の変換処理を担う「qwen_image_vae.safetensors」をダウンロードします。各ファイルは以下のリンク先の「diffusion_models」「text_encoders」「vae」に格納されています。

circlestone-labs/Anima at main

https://huggingface.co/circlestone-labs/Anima/tree/main/split_files



ファイルのダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダとComfyUIのデータフォルダを開き、「anima-base-v1.0.safetensors」を「diffusion_models」、「qwen_3_06b_base.safetensors」を「text_encoders」「qwen_image_vae.safetensors」を「vae」の中に移動します。ComfyUIのデータフォルダはComfyUIのインストール場所によって異なり、「C:\comfyui\」にインストールした場合は「C:\comfyui\models」にあります。



続いてComfyUIを起動して、ブラウザでAnimaのサンプル画像ページを開き、サンプル画像をComfyUIのウィンドウ内にドラッグ&ドロップしてワークフローを読み込みます。



ワークフローは初期Preview版用のものなので設定を変更します。まず、「拡散モデルを読み込む」のノード内のモデル選択欄で「anima-base-v1.0.safetensors」を選択。



次に何もないところをダブルクリック。



「画像を保存」をクリック。



「画像を保存」ノードと「VAEデコード」ノードをつないだら準備完了です。



「実行する」をクリックしてしばらく待つと画像が生成されます。



高品質な画像を生成するための推奨プロンプトとして、ポジティブプロンプトに「masterpiece, best quality, score_7, safe,」、ネガティブプロンプトに「worst quality, low quality, score_1, score_2, score_3, artist name」を入力します。



あとは、プロンプトを好みに合わせて変更したり解像度やサンプラーやステップ数を変更したりして自分流にワークフローをカスタムすればOKです。



Animaの大きな特徴が「Danbooru形式のタグ」と「自然言語」の両方でプロントを書けるという点です。

「イスに座って魔導書を読む女の子」の画像をタグ形式プロンプトで作ってみました。

masterpiece, best quality, score_7, safe,

1girl, indoors, sitting, chair, reading, magic book,




「赤髪のポニーテールの女の子が室内で本を読む」というイラストを自然言語プロンプトで生成。自然言語といっても英語の文法を厳密に守る必要はなく、「赤髪」「ポニーテール」などの含めたい特徴を「and」でつなげまくるだけでOKです。また、タグと自然言語が混在しても問題ありません。

masterpiece, best quality, score_7, safe,

A girl is reading a book indoors and red hair and long hair and ponytail and layered clothes.




SDXL系モデルでは難しい複数キャラの描き分けも得意です。「左の女の子は本を読んでいて、赤髪で、ロングヘアで、ポニーテール」「右の女の子は青髪で、ミディアムヘアーで、座っていて、寝ていて、頭を右の女の子の肩にのせている」と指示した結果が以下。SDXL系モデルだと髪色の指示やポーズの指示が混ざりがちですが、Animaだとしっかり指示通りに生成できています。

masterpiece, best quality, score_7, safe,

2 girls,

left girl is reading a book and red hair and long hair and ponytail and layered clothes.

right girl is blue hair and medium hair and sitting and sleeping and head on right girl's shoulder.

indoors, couch, bookshelf, from above,




さらに、アルファベットをある程度指示通りに描画することも可能。「本のタイトルは『GIGAZINE』」という指示を追加すると、指示通りに記入されました。

masterpiece, best quality, score_7, safe,

2 girls,

left girl is reading a book and red hair and long hair and ponytail and layered clothes.

right girl is blue hair and medium hair and sitting and sleeping and head on right girl's shoulder.

indoors, couch, bookshelf, from above,

book title is "GIGAZINE"




また、「@○○」という形式でアーティスト名を入力すると、対応するアーティストの画風を模倣することも可能。さらに、NSWFな叡智画像の出力にも対応しています。

前述の通り、Animaはプレビュー版の段階から人気を博しており、Civitaiなどの共有サービスで派生モデルやLoRAが多数公開されています。CivitaiにはCircleStone Labsの公式LoRAなども投稿されています。なお、記事作成時点ではCivitaiは全年齢向けの「civitai.com」と、NSWFなデータも扱う「civitai.red」に分かれています。

また、sd-scriptsの作者として知られるKohya氏によってControlNet風のシステムやinpaint風のシステムなども開発されています。さらに、CircleStone Labsは近日中に「Anima-Turbo」を公開することも告知しています。