フライパンで絶品「焼きとうもろこし」こんがりジューシーにするための2つの裏技
2025年日本人が好きな野菜の1位は
タキイ種苗が発表した「2025年度 野菜に関する調査」によると、日本人の好きな野菜は「たまねぎ」(1位)「トマト」(2位)「じゃがいも」(3位)キャベツ(4位)枝豆(同率4位)。
「よく食べる野菜」もほぼ変わらず、枝豆の代わりににんじんがベスト5に入った。枝豆を除けば、どれも1年を通してスーパーに並ぶ、定番野菜が占めている。
「味が好き」「料理しやすい」「手に入りやすい」というのが、選ばれた理由ではあるが、野菜を購入する際に重視するポイントは、「価格の安さ(49.3%)」が圧倒的に多いのを見ると、安価で味も調理法も馴染みあるのが人気のようだ。
そんな中で、旬の7〜8月という短い期間しか出回らないにもかかわらず、人気なのが、とうもろこしと枝豆(枝豆はキャベツと同率で4位、とうもろこしは次点)。味のよさに加え、「ゆでるだけ」「塩振るだけ」という簡易な調理法も理由だろう。
ただ「ゆでるだけ」のとうもろこしが、ゆでる前に、「まずは、水を1杯飲ませる」ことで、驚くほど味が変わるという。
「そんなところに包丁を入れないで」
そんな野菜調理の「知らなかった」コツを教えてくれるのが、『野菜のいいぶん 誰も教えてくれない秘密のレシピ130』(白崎裕子著/ダイヤモンド社)だ。
本連載は、野菜の声に耳を傾けながら、いつもの調理に小さな工夫を加えることで、味がよくなるヒントを、本書より紹介するもの。
野菜の声とは、例えば、こんなふうだ。
「塩をふったらすぐにもまないで」(にんじん)
「そんなところに包丁を入れないで」(かぼちゃ)
「もっと広げて焼いてほしい」(もやし)
「まずは、お水を1杯くれませんか?」(とうもろこし)
とうもろこしに、水を飲ませるとは、どういうことか。かぼちゃのどこを切ってはいけないのだろう。具体的なやり方は、本書を開けばすぐわかる。
人気料理教室「白崎茶会」を主宰する白崎裕子さんが野菜の声を代弁し、理にかなった解説をしてくれる。
野菜の性格を知って、もっとらくにおいしく野菜料理ができるようになる連載の第5話では、もぎたてのとうもろこしの味に近づけるための、たった2つのコツを、本書より抜粋してご紹介する。
とうもろこしのいいぶん
とうもろこしの旬は、真夏のほんの短い間。半日単位で甘さと水分が減っていくほど鮮度が大切な野菜です。
だから私は、買ってきたら何より先に水に浸けます。たっぷり水を吸わせると、実はパンパンに膨らみ、蒸しても焼いてもシワになりません。
かじるとジューシーで、採れたての味にほんの少し近づきます。
フライパン焼きとうもろこし
材料
とうもろこし… 3本
しょうゆ… 大さじ1と1/2
みりん… 大さじ1
なたね油… 適量
作り方
1 とうもろこしは買ってきたらすぐに根元を少し切り落とし、1時間ほど水に浸けておく。
2 一番下の皮を1枚だけ残してむき、フライパンにぴったりに入るように根元を落とす。フライパンに入れてふたをし、弱火で8〜10分、ときどきふたを開けて返しながら焼く。
3 とうもろこしを一旦取り出し、フライパンをキッチンペーパーでふいてきれいにし(ひげ根などを落とす)、なたね油を少々入れ、さらにキッチンペーパーでふく。とうもろこしの皮をむいて入れ、しょうゆ、みりんを加えて弱火にかけ、とうもろこしにからませる。
「とうもろこしは、まず浸水! 実が一粒一粒ふくらんで、みずみずしいおいしさに。最初、皮ごと焼くと、水分を逃しません」
まずは浸水!
焼く時は皮ごと!
おいしい焼きもろこしにするコツは、このたったの2つでいいのだ。
旬が来るまで、まだあと数カ月あるが、忘れずに「保存」しておきたい。
続く第6話「劇的に違う!とうもろこしを「おいしいまま」冷凍保存、加熱するときと切り方の一工夫」では、旬が短いとうもろこしを、おいしいまま保存する方法をお伝えする。
