北朝鮮のミサイル発射は計画に基づき、米国などへの対抗措置と主張する。

 外務省の分析などによると、ミサイル発射は軍事的な目的のみならず、政治的な外交カードとしての側面も指摘されている。過去の事例では、大規模なミサイル発射や核実験の後に、米国との直接対話を模索する動きが見られた。

 国際社会からの経済制裁を解除させ、自国に有利な条件で平和協定の締結や国交正常化を引き出すための「圧力」として、ミサイル技術の進展を誇示している。

 国威の発揚にも利用する。北朝鮮国内では、新型ミサイル開発の成功を「偉大な成果」として宣伝。指導部の指導力を誇示し、国民の結束を高める内政上の理由も存在する。いわゆる「大本営発表」による発射成功のニュースは、厳しい経済状況下にある国民に対し、強大な軍事力を保有する国家としての自尊心を植え付ける役割を果たしているとの分析がある。