世界の空港利用者数ランキング、羽田が3位に浮上 今年は不確実性増大

(CNN)世界の空港の旅客数ランキング2025年版が発表された。空の便の交通量が大幅に増える中、米ジョージア州アトランタのハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港が長年のトップを守っている。ただ、2026年は空の旅の不確実性が高まりつつある。
業界団体の国際空港評議会(ACI)が14日に発表した暫定値によると、25年の世界の旅客数は推定で98億人。前年比で3.6ポイント、コロナ禍前の19年に比べると7.3ポイント、それぞれ上昇した。確定値は7月に発表される。
1位のハーツフィールド・ジャクソン空港は、25年の1年間で計1億630万人の乗客が利用した。ただ、前年に比べれば1.6ポイント減り、19年に比べるとほぼ4ポイント減だった。
同空港の利用者数は、過去28年のランキングで27回にわたって世界一を維持しており、後退したのはコロナ禍の2020年のみだった。
ドバイ国際空港は3年連続で2位を維持した。東京の羽田空港は利用者数が6.7ポイント増の9170万人で一つ順位を上げて3位に浮上。米テキサス州のダラス・フォートワース国際空港(4位)と上海浦東国際空港(5位)がトップ5に入った。
しかし空の旅は26年に入って不確実性が増している。国際線の旅客数ランキングで1位に立つドバイ空港は、中東で戦争が始まった影響で運航に大きな支障が出ている。
この戦争や不確実な世界情勢が空の便にどれほど深刻な影響を及ぼすのかはまだ分からない。ただ、中東の紛争が長引くほど、影響は増大する可能性がある。
ACIのジャスティン・エルバッシ事務局長は「今回の危機があと数カ月続けば、世界経済やインフレにも影響が及び、人々の旅行意欲や渡航先、渡航方法にも影響が出る可能性がある」と予測している。
