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新しいeパワーシステム採用か

日産は4月14日、新型SUV『エクストレイルeパワー』を発表した。2027年に発売される見込みで、トヨタRAV4やプジョー5008などのライバルとなる。

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現時点では外観のみの公開となり、技術的な詳細は明らかにされていないが、「eパワー(e-POWER)」を名乗っていることからハイブリッド・パワートレインを搭載予定であることがわかる。日産のeパワーは、ガソリンエンジンを発電機として使用して小型バッテリーを充電し、電気モーターで車輪を駆動する仕組みだ。


新型エクストレイル    AUTOCAR

既存のエクストレイルにもすでにeパワー車がラインナップされているが、大幅に改良され、出力、洗練度、燃費の向上を図るものと予想される。新型車の基本構造は、最近マイナーチェンジによってデザインや仕様が変更された現行エクストレイルと非常に近いと見られる。

なお、米国では『ローグeパワー』という名称で発売される予定だ。

グローバル向けのコアモデルへ

新型エクストレイルは現行モデルと同じモジュラーCMF-CDプラットフォームを採用すると見られるが、デザインは大幅に変更されている。

フロントでは、特徴的な台形グリルと角張ったLEDライトが際立つ。サイドの折り目は強調され、リアもより力強い印象となっている。


新型エクストレイル    日産

新型エクストレイルの発表と同時に、日産は経営再建計画「Re:Nissan」の最終年度の詳細を明らかにした。この計画は、ここ数年の販売不振と財務難から脱却し、再び成長軌道に乗せることを目的としたものだ。

戦略の核心となるのは、モデル数を現在の56から45へと絞り込んで「合理化」するグローバル製品ラインナップであり、各モデルの「役割の明確化」と「開発スピードの向上」に重点が置かれている。不振モデルを廃止し、好調なモデルに投資を集中させることで「競争力の高いコスト構造への変革や生産能力の適正化に加え、競争力の高い新商品を投入」していく構えだ。

新ラインナップは4つのカテゴリーに分類される。日産のアイデンティティや情緒的な価値、革新性を体現する「ハートビートモデル」、世界的に安定して大量販売される「コアモデル」、新しいセグメントや市場向けの「成長モデル」、そして市場カバレッジを広げるために他社と共同開発した「パートナーモデル」である。

日産は、新型エクストレイルをグローバルのコアモデル、新型『ジュークEV』を欧州向けコアモデルと位置づけ、それぞれの市場における役割を示している。

ついに新型スカイラインも登場

一方、2つのハートビートモデルの計画も予告。米国市場向けの新しいボディオンフレーム構造のSUV『エクステラ』と、日本市場向けの高性能セダン『スカイライン』である。後者は1957年に遡るスカイラインシリーズの14代目となる。

日産は、モデル数は削減するものの、「お客様の選択肢」を広げるため、完全電動パワートレインやeパワーに加え、エクステラのようなフレーム車用の新型ハイブリッドシステムなど、多様なパワートレインを展開すると述べた。


新型スカイラインの予告画像    日産

また、パートナー企業を通じてプラグインハイブリッド(PHEV)およびレンジエクステンダー(REX)パワートレインも提供するとのことだが、具体的な供給元についてはまだ明らかにしていない。

アライアンスパートナーであるルノーは最近、2028年頃から次世代EVにREX技術を導入する計画を発表している。

日産はまた、各モデルを個別に開発する方式から、共通のプラットフォーム、パワートレイン、ソフトウェアプラットフォームに焦点を当てた、新たな「アーキテクチャー主導型」の開発戦略へと転換する。

「3つの商品ファミリーでグローバル販売の80%以上を担い、開発スピードと技術の導入を加速しながら、モデルあたりの販売を30%以上拡大します」と日産は述べている。

今後、日本、米国、中国が主要市場となるが、欧州、インド、アフリカも引き続き「日産の展開エリアを広げ、全体的な成長を支える役割」を果たしていくという。