【山本 金太】不起訴処分にはなったが…坂口杏里さんが仕事の撮影現場で見せていた「想定外の対応」とは

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「当時からふわふわしてた」

3月17日、東京都八王子市のコンビニエンスストアでサンドイッチ1個を万引きしたとして、窃盗容疑で現行犯逮捕された元タレントの坂口杏里さん(35歳)。4月8日、東京地検立川支部は不起訴処分とした。大手新聞社会部記者はこう解説する。

「坂口さんは窃盗容疑で逮捕されましたが、本来、このような軽犯罪の場合は48時間以内に釈放されるケースが多いです。しかし坂口さんの場合は身元引受人がいない、身元引受人との連絡がつかないなどの理由から9日間ほど勾留されていました。東京地検立川支部は『諸般の事情を考慮して、慎重に検討した結果、不起訴処分とした』と公表しました」

坂口さんといえば、今年初め頃には東京・新宿二丁目のバーのオーナーと共にTikTokのショート動画に出演する姿が確認されていた。新宿二丁目で働く店員によれば「3月頃だったかしら、うちの店にも挨拶しにきたわよ、でも最近見ないなとは思ってたけど」とのことで、たしかに今年3月頃までは新宿二丁目で働いていたようだ。それがなぜ、八王子のコンビニエンスストアで事件を起こしたのか。坂口さんと交流のある人物は言う。

「お母さんで女優の坂口良子さんが'13年に亡くなってからというもの、彼女は一気にタガが外れてしまいました。まず芸能界をかなり強引に引退し、歌舞伎町のホストクラブにどっぷりハマり、セクシー女優に転身。それも長くは続かず、デリヘルやらバーの雇われママやら色々やってました。その度にいろんな人が杏里ちゃんの面倒は見るものの、コントロールできなさすぎてみんな離れちゃうんですよね。報道によれば彼女は、今はライブ配信者で彼女のファンの家に転がり込んでるようですね」

2019年には、破天荒な人生を描いた自伝が発売されている。当時から現在に至るまで坂口さんと付き合いのあった編集者は「彼女は当時からふわふわしてた。大丈夫かなって印象が強かった」と振り返る。

「その当時は歌舞伎町のホストクラブのホストにハマってて、その内勤の方が面倒見てる感じでしたね。セクシー女優も辞めてデリやバーとかで働いていて、『タレント育成したい』とか『自分の店を持ちたい』と、会うたびに言うことが変わってました。その後、FTM(女性に生まれたが性自認が男性で、卵巣摘出手術を行い戸籍も男性に変更)で格闘家の福島進一さんと結婚。それ以降、拍車がかかったようにどんどん変わってしまった印象です」

「監督の指示を理解していなかった」

この編集者の言うように、なぜ坂口さんは“変わって”しまったのか。彼女の一連の行動を報道などで知り「早期に福祉に繋げるべきでは」と見守る、ある臨床発達公認心理士は坂口さんの身をこう案ずる。

「彼女をカウンセリングしたわけではないので適当なことは言えません。しかしこれまでの人間関係や仕事の長続きのしなさ加減や、住居も一箇所に定着できない感じを見ると、境界性パーソナリティ障害であるとか何らかの特性があるように思います。万引きの際も『スリルを味わいたい』などと言うのはクレプトマニア(窃盗症)ではないかと。いずれにせよ誰かしら彼女を根気強く見守り手助けする人は必要ですね。お母さんが亡くなり、義父や実兄からも見放されたのであろう今、彼女の行動を見守り手助けする存在といえば福祉です」

坂口さんがセクシー女優だった当時、彼女と共演したセクシー男優に匿名の条件で話を聞いた。当時、坂口さんの振る舞いで気になった一面があったと言う。

「AVの現場ではただ流れで性行為をするわけではなく、『カメラがこう来たらこの体勢になって』とか、『男優が発射する寸前に絶頂を迎えるように演技するなり本当にイクなり』といったタイミングが重要になります。杏里ちゃんは監督からそういう指示を受けても理解度がいまいちでした。AV監督の言うことなんか聞くかってタイプの人なのかとか、2世で元芸能人のプライドが許さないからと思いましたが、今から考えると……」

坂口さんの近況について、釈放後に公に出たのはインタビュー系のYouTubeチャンネルと一部ニュースサイトで、本人のInstagramやTikTokの更新はほとんどされていない様子だ。今後、どのように生活していくのか。

この男優は「こういう人こそ、誰か優しい人と結婚してその人に見守られて生きていくのが安心な気がしますけど、そうでもない場合は、誰かにコントロールされながらでも、体を売って生きていくしかない気がします」とも言う。しかしそれではあまりに酷ではないか。臨床発達公認心理士によれば「坂口さん本人の意思が最も重要だ」と話す。

「アルコール依存症にしろ何にしろ、本人が強く『変わりたい』と思わない限り難しい問題です。彼女自身が『自立してまともな仕事と暮らしを得たい』と心の底から思わないと今の状態を変えることはできません。自立したら素晴らしい世界があることを見せてくれる人、それもこちらが考えている素晴らしさではなく、社会通念的な素晴らしさでもなく、その人が理想とする素晴らしさを言語化して粘り強く伝えていくことが大事です」

坂口さんはこれまで'17年に恐喝未遂容疑で、'19年に住居侵入の疑いで、そして今回の窃盗容疑と3度目の逮捕だった。4度目の逮捕がないように、坂口さんを見守る人物が現れることを願いたい。

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