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 6月16日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。ハロン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

参考:【写真】「かわいい?」怒涛のアピールを見せる “おひな様”

 以下より、6月16日公開の1話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

・おひな様、登場シーンから早くも“VIP待遇” 今回の旅は『背脂編』なこってり具合?

 まだ1話時点での所感でしかないが、歴代の『今日好き』でも屈指の名作になる気がしてならない『ハロン編』。スタジオの“恋愛見届け人”たちが予告していた通り、神回か問題作。あるいは伝説となるか……。井上裕介(NON STYLE)による『今日好き。背脂編』の名付けはまさにで、初回から内容が濃すぎて、爆笑で止まるシーンの連続だった。画面越しで観ていてこれなのだから、その場にいたら大変なことになっているに違いない。

 さて新たな旅の舞台は、ベトナム・ハロン。首都・ハノイから車で東に3時間ほどに位置する、世界遺産=ハロン湾を有する人気観光地である。集まったのは、男子5名・女子5名の合計10名。うち継続メンバーは4名で、おとは(倉八音羽)が昨年春の『プサン編』、めい(天宮芽唯)が同年秋の『キョンジュ編』、おうが(桜我)が前々回の『ニュージーランド編』からそれぞれ再登場。そして、前回の『マクタン編』からは……?

 その“1名”を除いて、全員が顔合わせをした状態で旅がスタート。すると間もなく、ホワイトとグレーの淡い色使いなセーラー服に身を包み、ツインテールを揺らしながら、今回の主人公が降臨する。いまや、稀代のバズ請負人。その名を出せばSNSが盛り上がる、“おひな様”こと、ひな(長浜広奈)である。

 主役は遅れてやってくるもの。さらには継続組で唯一、過去の旅のダイジェスト映像が用意されている“VIP待遇”だが、おひな様なのだから仕方がない。相変わらず、なにをお召しになれば自身が輝くのかを理解しまくった制服姿だし、「私のかわいさを男性の方々に伝えて、無双したい」「今度こそ、王子さまをJAPANに連れて帰っちゃいます♡」の宣誓も本当に頼もしい限り。

 先ほどやや勇み足に記してしまったが、彼女が今回の旅で「よくも悪くも主人公」とは、井上の言葉。“悪くも”の部分から邪推すると、最終的にカップル成立はしなさそう? ひなが“王子さま”を見初めた瞬間を目撃したくもあり。同時に、彼女の活躍ぶりを高校卒業まで、永遠に見守りたい気持ちもあり。悩ましいところだ。

・放送前から話題のペアが早くもマリアージュ もんたを執事に従えるもご機嫌ななめに

 そんなおひな様のお眼鏡に適った男子は、5名中2名。新規メンバーのもんた(MONTA)&るい(倉田琉偉)である。特にもんたは、ひなの継続参加を願っていたようで「ずっと、ひなさんが来てくれるかなと思って」の言葉に、ひなが「来ちゃいました!」と、手振りつきで応える。続けて、同じ継続組のはずのおとはから「好きなタイプは?」と聞かれると、今度は「王子さま」と即答。なんだろう、場がひなの“ミート&グリード”状態である。

 期待には応えるのが、ひな。ここから、ハロン湾を望む豪華客船でのクルーズランチとなった際には「もんた、もんた」と、執事を招くように呼び捨てで、隣の席にご指名が。もんたからしたら、こんなのメロメロにならざるを得ない。このペアといえば、もんたの尖らせた髪に鼻ピアス&口ピアス=合計7ピアスという、いかにも平成バンドマンで、ひなと対照的なビジュアルから、放送前から番組ファンより化学反応が期待されていた顔並びである。ともあれ、結果的に彼が旅の主人公ではなく、むしろバランサーに見えてしまうほど、この後のひなの勢いは強烈だった。

 というのも、もんたがひなを挟んでおとはのネイルを褒めたところ、わかりやすく不貞腐れる。が、今度はひなの耳ツボジュエリーの話題になると、すかさず連続パンチ。「かわいい?」というところから自身のかわいさに軸を移動させ、もんたから褒められると「もんたいいね!」と太鼓判。そこから「こうやって話せて……」ともんたが言いかけたところで「光栄?」と回答を用意しているあたり、またしてもひなのペースである。なんというか、採用面接というか誘導尋問の類に思えてくるし、今回は“継続マジック”の後押しもあり、ひなの自己肯定感が“完スト”している。

 とはいえ、前回の『マクタン編』で披露した「パパにバカで怒られた」エピソードをはじめ、ランチの際に隣に座っていたおとはが認めていたとおり、本当に素直な子なのだろう。思ったことをすべて口にしてしまうのは、状況次第では調子に乗っていると捉えられる恐れもあるが、不思議とひなにはそれがないし、同性からも好かれているのがその証拠。MBTIをすべての指標にするのも気が引けるが、筆者も彼女と同じENTP(紫色の討論者)で掴めない性格だと言われることも多いが、彼女ほどそう感じるのは稀である。『マクタン編』のように、隣に執事を従えながらエビを“うまうま”とかじる少女には、無限の可能性が秘められているのだ(もはや秘めていないけれど)。

・おひな様、小顔がマシュマロでぱんぱんに 意中の男子に「言い残すことはないですか?」

 1話後半では、るいと2ショットに。まずは、彼が第一印象で気になった女子を尋ねると「3人もいるの? 多いね?」と、またしても率直なお言葉が。さらに、その内訳がおとは、めい、あおい(永瀬碧)だと聞くと「うん、うん、うん、待って、ひな入ってない!」と反応。前述の「多いね?」然り、いつもながら普通ならば終わるところで、言葉があともうひと伸びするのが彼女らしさであり、副音声で発されるようなコメントが、主音声として全然届いてくるのに驚かされる。とはいえ最も恐ろしいのは、気になる女子が3名だと聞きながら「ひなも入れといた方がいいよ」と、隙のなさを見せるひなの存在なのだが。

 その後はひな自ら、日本から持参してきたマシュマロを取り出し、どちらが多く口に詰められるかバトルを申し出たものの、あまりの小顔に早くも2~3個で限界に。しかも「ちょっと甘ったるいね」と、当たり前すぎる感想が飛び出したり、るい共々お互いにモゴモゴと喋れないまま1分弱が経過し、その間はテロップを仕事をしないなど、なんというかすべてが『ちいかわ』の世界線すぎる。

 ただ、ひなはこの2ショットで感じるところがあったようで、最後には「私に言い残すことはないですか?」と一言。実は、るいの方から話題を振ってくれないことをやや不安視していたらしく、結果的には彼はひなのお眼鏡に適わず。ただ、自身の存在を「(視野に)入れといた方がいい」と釘を刺して、なおかつ翌日のヘアスタイルを彼が好きなお団子にすると約束していたあたり、この契りがしっかりと果たされるのかが気になるところだ。それでも、怖いものはない。なぜなら「今回、神をバックにつけてて、東京大神宮でお守りをふたつ……」と、ひなの背後はご利益が守っているから。「強いから、大神宮は」。

 おひな様の今週ラストの出番は、ボートで洞窟くぐりをしたシーン。ボート後列にて、左にもんた、右にしゅん(倉澤俊)を従えて「両手に、男でーす!」と、優越感に浸っていたところである。“利権”とは、たぶんこんな絵面。スタジオの井上がこの光景を観て「ひなが後のアパホテルの社長やろ?」とボケていたが、次週の予告映像には、おそらく2ショットしただろう男子に、誇張ではなく「チェンジ」宣言をするひなの姿が。チェンジって『今日好き』でも聞くんだ……。

 先ほどのアパホテルのくだりを引用するならば、スタジオメンバーが飲んでいる、放送局の公式キャラクター=アベマくんをモチーフにした緑色の“アベマ水”。あのボトルが件のホテルよろしく、おひな様の顔がラベルにプリントされた“おひな水”に取って代わられる日も、そう遠くないのかもしれないーー。

(文=一条皓太)