歌舞伎俳優・尾上右近、自主公演『研の会』で11歳の尾上眞秀を指名 舞踊の大作「連獅子」に挑戦
今回の公演では、『摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)』と『連獅子(れんじし)』の二つの演目が披露される。特に、舞踊の大作『連獅子』では、右近が親獅子の精を、尾上眞秀が仔獅子の精をそれぞれ初役で務める。
▼ (左から)尾上眞秀、尾上右近


▼ 尾上右近


▼ 尾上眞秀


この公演に対するプレッシャーについて尋ねられた右近は、「今回、親獅子を演じるわけですが、私の役者としての器が問われる役柄です。この役に挑戦するのが30代、まだ早いだろうと言われるかもしれません。ですが、今現在のキャパの中でやっていたら、自分のキャパが広がらないので、キャパをオーバーすることを恐れずにやっていくことも一つのテーマです」と力強く語った。
共演する眞秀については、「同じ音羽屋で一緒に戦っている大切な仲間です。私が親獅子になる時は、仔獅子は眞秀くんしかいないだろうと思って声をかけさせていただきました。かつて、自分が仔獅子だったときに得たエッセンスというものを、今度は伝えていく役割に回ってみたいと思った次第です」と明かした。
後進に伝える役割になったことで新たな気づきがあったとし、「教えて頂くことも大事なんだけれども、教えることも財産だと気づきました。伝えるということは自分が伝えてきてもらったことを、ひしひしと感じる瞬間でもありました」と話しつつ、「眞秀の挑戦を見守るなんて、そんな大々しいことじゃなくて、一緒に挑戦する気持ちでいることが今回の僕のスタンスでもあります」と意気込んだ。
今回から大阪での開催も決定し、日程は、8月31日(土)・9月1日(日)に大阪・国立文楽劇場。9月4日(水)・5日(木)東京・浅草公会堂にて上演される。
■関連リンク
・尾上右近自主公演 第八回「研の會」…尾上右近・公式WEBサイト
