日産新型「Z」約440万円でも安い!? 全米が歓喜! 高性能で6速MT搭載の日本車が米で絶賛される訳

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「速くて楽しそう!」 早くもアメリカで新型Zが話題に!

 ニューヨークオートショー2021で華々しくデビューする予定だった日産新型「Z」(日本名:フェアレディZ)ながら、新型コロナ禍によりショーが中止になってしまった。

 そのままフェイドアウトかと思いきや、最近では珍しく賑やかな発表会を開くことを選ぶ。

早くも北米で話題となっている日産新型「Z」

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 発表の場所はニューヨーク。新体制の日産も、かつてのカルロス・ゴーンと同じく「日産の復活にはZが必要!」と考えたのだろう。

 果たして新型Zはアメリカでどう評価されているだろうか。早くもすべてのメディアが紹介しています。

 時間の許す限り記事をチェックしてみたら、意外や意外、アメリカの皆さんは大喜び&早く乗ってみたいとワクワクしているようだ。

 ちなみに日本側から見ると、新しい環境技術なし。価格も約4万ドル(約440万円)スタートと、誰にでも買えた初代Zに遠い。

 私(国沢光宏)も、「電動化技術を取り入れた新しい価値観のスポーツカー」か「初代Zのコンセプトに立ち戻った低価格のスポーツカー」を期待していたのだった。

 アンベールされてみたら、電動化は皆無。価格も現行モデルより高くなりそうです。

「そんなZでいいのか?」と思っていたら、アメリカ人は「最高!」だといっている。ありゃま!

 たとえば米国の自動車メディア「オートブログ」を見ると、「新型Zはマツダ『ロードスター』よりパワフル。トヨタ『86』に付いていないターボがある。そしてトヨタ『スープラ』だと選べないマニュアルトランスミッションも」と、結論として、速くて楽しそうなクルマだと書いています。

 ほかのメディアを見ても、パワフルなエンジンと6速MTをラインナップすることを高く評価しているのだった。

 不思議に感じたので、以前一緒にレースをしたアメリカの知人に聞いてみた(私は1991年に4代目フェアレディZでSCCAのレースに1シーズン出場していました)。

 すると、「アメリカ人は環境問題に関心を持ち始めていますが、クルマ好きの動向を見ていると、すぐ環境自動車を買う人となるべくガソリン車に乗りたいという人に分かれます」という。

 この件、よくわかる。日本でもそういう人が多いだろう。最近私はそろそろ最後のガソリン車を選びたいと思っています。

 続けて知人は、「ここにきてマニュアルトランスミッションの人気があるんです。高性能車もドンドンATになってしまっており、スープラなどはマニュアルをラインナップしないことで売れ行きの足を引っ張っていると皆さんいっています」ともいっていました。

日本車人気には映画「ワイルドスピード」の影響も?

 アメリカではパワーも必要らしい。昔からアメリカのクルマ好きは、ホイールスピンするようなハイパワーエンジンに乗りたがる。

 これはマツダもわかっており、アメリカ仕様のロードスターは2リッターだけ。それでもパワー不足だといわれているようだ。

米・ニューヨークでおこなわれた新型Z発表会

 86の人気も高いが、これまた映画「ワイルドスピード」でイメージ付けられた日本のスポーツモデルの期待値に届かない。

 400hp(405馬力)の新型Zは、0-60マイル加速で5秒を切ると紹介されており、すでに人気赤丸急上昇中。

 日産が作った公式動画を見ると、シフトアップ時の音はまんまワイルドスピードの効果音です。

 アメリカの日本車好きは、ワイルドスピードに洗脳されちゃってるんだと思う。新型Z、アメリカ人にとってど真ん中の日本車なのだろう。

 そのあたりの雰囲気や期待値を新型Zの開発を担当した田村さんもわかっているらしく、マニュアルトランスミッションのクラッチに日本のチューニングパーツメーカーであるエクセディを使っているといったり、ホイールがレイズだといったりして火に油を注ぐ。

 アメリカのクルマ好きはパフォーマンスを考えたら約4万ドルは安いとさえ考えているようだ。

 すべてのアメリカのメディアは、発表された2021年8月18日のトップ記事として新型Zを取り上げているほど盛り上がっています。

 1969年に発売された初代フェアレディの「Z」の意味は「フェアレディZの父」と呼ばれる故片山豊が開発陣に送った「Z旗」(開戦の印)とも「アルファベットの最後で究極」ともいわれている。

 新型Zは「ガソリン車最後」という意味にもなりそうです。