中国人が「日本は中国に三流品を輸出している」と誤認してしまう理由
中国は世界最大の自動車市場であり、日本の自動車メーカーも中国市場を重要視しているが、中国メディアの捜狐は2日、「日系車のなかには同じモデルでも、日本と中国では明らかに違うものがある」と主張する記事を掲載した。
「内装」についても、日本版は「材質、デザイン、運転席の設計がいずれも豪華」なのに、中国版は「見劣りがする」と格差を感じているようだ。また「エンジン」も、日本はハイブリッドエンジンなのに、中国はそうではないため格差は「1段、2段の違いではない」と主張。「やはり日本人はもっとも質の高いものは自分たちで使い、質の劣ったものを輸出に回しているのだ」と主張している。
確かに日本と中国で同じ車であってもデザインなどが若干異なるのはあり得る話だ。なぜなら、モデルチェンジされた車が日本で先行投入され、中国では1世代以上前のモデルが販売されているというケースがあるからだ。
また、中国と日本では消費者の審美眼や車に求める機能に違いがあるため、中国向けにアレンジが加えられるケースも多い。それゆえ同じモデルだからといって、それを比べること自体がナンセンスなのであり、決して中国市場を軽視して差をつけているわけではない。しかし、中国ではこうした差に対して「自分たちは不当に扱われている」、「自分たちは尊重されていない」と不満を募らせる消費者は多い。こうした事実は、中国市場におけるビジネスの難しさや、中国人と日本人の考え方の違いを示していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
