10日、瀋陽新松機器人自動化の工場を視察する視察団のメンバー。(瀋陽=新華社記者/李鋼)

 【新華社瀋陽6月24日】東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の政府機関や青年団体、メディアの代表がこのほど、中国遼寧省の瀋陽、大連両市を訪れ、産業用ロボット大手の瀋陽新松機器人自動化や冷蔵設備大手の大連氷山集団などを視察した。参加者の多くは、中国の製造業はハイエンド化、スマート化、グリーン(環境配慮)化を加速させ、力強いイノベーションの活力と幅広い協力の場を生み出しているとの認識を示した。

 新松機器人の工場では、産業用、協働用、移動用の各ロボットの一台一台から中国のハイエンド設備製造業の水準の高さが感じられた。担当者によると、同社の製品は四十数カ国・地域に輸出され、自動車製造や電子情報、新エネルギーなどの分野に広く使われている。

 在中国タイ大使館のドゥアンシブ・パドマスンダラ・カレン公使参事官は、中国のロボット産業の発展の速さは非常に印象的だとし「中国企業が研究開発・設計から量産・実用化までの一貫した能力を持ち、しかも一部の分野で世界をリードしていることが分かった」と語った。

10日、瀋陽新松機器人自動化の工場を視察する視察団のメンバー。(瀋陽=新華社記者/李鋼)

 在中国マレーシア大使館のアミルルフスニ・サハル参事官は、中国企業は人工知能(AI)とインダストリアルインターネット、ロボット技術を融合させ、大規模な実用化を迅速に実現したと指摘。ASEAN諸国が産業高度化を進める上で大いに参考になると述べた。

 大連氷山集団では、グリーンで低炭素な冷却技術やスマート設備、産業向け省エネなどの成果を見学した。

 視察を通じて複数の参加者が注目したのは、中国の製造業の整った産業・サプライチェーン体系だった。

 中国・モルディブ文化交流協会のモハメド・ラシード会長は、中国は巨大な市場を持つだけでなく、裾野産業が整っているとし「ここでは一つの新技術が川上・川下の協力パートナーを素早く見つけ、製品化と商業化を実現できる。中国の製造業が競争力を保っている大きな理由だ」と述べた。

 ASEAN青年機構のセンジャヤ・ムリア代表責任者は「イノベーション、開放、協力。今回の視察ではこれを最も強く感じた」とし、中国の製造業の発展経験とイノベーション活力は地域の経済協力に新たなチャンスをもたらし、人々に未来に対する期待を抱かせていると語った。(記者/崔師豪、洪可潤)

11日、遼寧省大連市で記念撮影する視察団のメンバーら。(瀋陽=新華社記者/李鋼)