西武・小島(左)とロッテ・毛利

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◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 真剣勝負の中に、純粋に対決を楽しむ姿があった。

 25年10月23日、第61回プロ野球ドラフト会議が行われた。明大から小島大河捕手、毛利海大投手、大川慈英投手がそれぞれ西武、ロッテ、日本ハムのパ・リーグ3球団に指名され、プロの世界へ入った。

 3月27日、西武とロッテの開幕戦(ZOZO)。いきなり西武・小島とロッテ・毛利の「同期バッテリー対決」が実現した。明大ではエースと正捕手。大学4年時の25年秋季リーグではバッテリーを組み、同大学を5季ぶりのリーグ優勝に導いた。

 ルーキーイヤーの開幕戦ながら「9番・捕手」で先発出場の小島と、開幕投手に大抜てきされた毛利。初対決は3回1死の場面だった。小島が124キロスライダーを完璧に捉え、プロ初打席で初安打を放った。

 大学時代の対戦では毛利の“圧勝”だったという。小島は「毛利から打てたんで良かった。やっぱりいいピッチャーだと思います」と頬を赤らめた。一方の毛利は「(初安打の相手として)名前が残っちゃうんですよ、それがちょっと嫌ですけど…」と顔をくしゃくしゃにして悔しがった後、「小島にとって自分がずっと残っていくのは…ありがたいことっすかね」と笑った。後日そのことを伝え聞いた小島は「一生毛利はいじろうかなと思っています」と、こちらも笑みを浮かべていた。

 大川も1軍デビューを飾った。仲間からライバルへ―。3人が織りなす物語に今後も注目したい。(西武担当・大中 彩未)

 ◆大中 彩未(おおなか・あみ) 2024年入社。25年から現職。