巨人・泉口友汰、復活の決勝二塁打「毎日のように連絡している岡本和真さんと傷のなめあいじゃないですけど『頑張ろうな』みたいな感じになっていた」
巨人2−1オリックス(交流戦=4日)――巨人が3連勝。
1点を追う二回にキャベッジが同点ソロ。八回に泉口の適時二塁打で勝ち越し、九回をマルティネスが締めた。オリックスは打線が振るわなかった。
同点の八回、巨人は打ちあぐねていたエスピノーザを攻め、一死二塁の好機を作った。続く泉口は3打席目まで、いずれもツーシームで見逃し三振、空振り三振、二ゴロでノーヒット。「完璧に抑えられていた」という難敵相手に腹をくくった。
1ボールからの2球目。「積極的にいこう」と外角のツーシームを振り抜くと、打球はぐんぐん伸びて左翼フェンスを直撃した。右腕が「自分の中ではしっかり投げきった。相手(泉口)が上だった」と脱帽する適時二塁打で、チームに決勝点をもたらした。試合前まで打率1割台に沈んでいただけに、二塁ベース上では拳を突き上げて喜んだ。
5月は月間打率1割2分2厘と極度のスランプに。なかなか浮上のきっかけをつかめない中で心の支えになったのは、今季から米大リーグ、ブルージェイズでプレーする岡本だった。
同じ関西出身で、自主トレーニングなどで行動を共にしてきた巨人の先輩も、同じく5月に結果が出ない時期があった。「ほぼ毎日のように連絡している」という2人のやりとりは、時に「(岡本)和真さんと、傷のなめあいじゃないですけど、『まだ5月やし、頑張ろうな』みたいな感じになっていた。気持ち的に、僕はありがたかったです」。海の向こうの先輩に感謝を深める殊勲打となった。
接戦を制して、チームは同一カード3連勝で交流戦6勝目。9試合を残して、6勝11敗1分けで全体11位に低迷した昨季の勝ち数に早くも並んだ。「今は我慢して使ってもらっている。もっともっと貢献したい」と泉口。どん底を経て月も替わり、ここから波に乗りたい。(佐野司)
巨人・橋上監督代行「(八回は)バントで送って、泉口選手に懸けていた。期待に応えてくれて、チームを勝利に導いてくれた。それぞれの選手が役割をしっかりこなしてくれたおかげでの3連勝だと思う」
