ロッテ・西野勇士「心は全然若い」、「まだまだ活躍したい」今日もマリーンズファン、“90年世代”の人々に力を与える投球を!
「久しぶりなので、嬉しかったです」
ロッテの西野勇士は前回登板の5月14日の日本ハム線、8回0/3・78球を投げ、5被安打、3奪三振、0与四球、2失点で24年9月28日の西武戦以来593日ぶりの白星を手にした。
同日の日本ハム戦では、右打者に対していつもと攻め方を変えているように見えた。
「基本はでも左右の揺さぶりはあると思うんですけど、もちろんデータもあったりするので、その日によって攻め方は変わると思いますが、深いカウントまでいっていないのでなんとも言えないです」としながらも、「レイエスとかあの辺は得点圏で当たると怖いので、どうやって組み立てるかみたいな話はずっとしていました。最初の1、2打席はインサイドをうまく使って、速い球、スライダーにどれだけ意識を持っているのか、初球で見たりしながら、組み立てていけたのかなと思います」と振り返った。
前回登板は「良かったです。調子は良かったです。その前の試合から良かったので、意識的に継続している感じですかね」と、ストレート、フォーク、シュート、スライダー、カーブと持ち球が全て良かった。
4月13日の取材で「もう少し安定性が出れば、もっと戦える」と話していたフォークも、「バッターの反応はいいですね。個人的にはもっと空振りを取りたいですけど、結果的には抑えているので、それはそれでいいかなと思います」とのこと。
前回は78球を投げ3奪三振だったが、少ない球数で三振を多くとっていきたいイメージなのだろうかーー。
「そうですね、バットに当たらない球みたいなのをしっかり持ちたいと思いますね」
◆ “90年世代”
593日ぶりの勝利――。プロ初勝利、トミー・ジョン手術明けの勝利など、これまでも節目の白星を手にしてきたが、今回の勝利について「楽観的にみていたというか、僕の仕事はとにかくゲームを作ってというところ。それをしていけば勝手に勝ちが付いてくるのかなという。その気持ちでずっといたけど、勝ちがつくことがなくて、ゲームを作れているけど勝ちがつかないとか色々あった。でもそこは気にしていなかった。いざ勝ちがついたら、すごく嬉しかったですね」と率直な思いを口にした。
西野は91年3月6日生の“90年世代”。働き盛りの年齢となり、スポーツ選手の活躍に刺激を受け、“明日、頑張ろう”と前を向いて翌朝職場に向かうサラリーマンも多い。
「まだまだ頑張りたいです。心は全然若いので、周りからは自分がいくら若いと思っていても、35だからベテランとどうしても思われてしまうのは仕方がない。心は若いので、若手に負けたくないという気持ちは全然持っているし、まだまだ活躍したい気持ちは持っているので、継続してしっかり一軍で投げ切れるようなシーズンを作っていければと思います」
今日もマリーンズファン、“90年世代”の社会人に活力を与えるような投球を披露してほしい。
取材・文=岩下雄太

