体操界の新星、高1の15歳西山実沙がNHK杯初優勝! 初の世界切符、全日本に続く2冠「ロス五輪で団体メダルを」
体操・NHK杯
体操の世界選手権(10月・オランダ)代表選考を兼ねたNHK杯(東京体育館)は16日、全日本の得点の半分を持ち越した女子の最終日が行われ、15歳・西山実沙(なんば体操クラブ/相愛学園高)が合計164.897点で初制覇。同じく初優勝した全日本と2冠を達成し、代表入りを当確させた。2位の岸里奈(戸田SC/環太平洋大)、3位の26歳・杉原愛子(TRyAS)、4位の岡村真(相好体操クラブ/四日市大)も代表に内定した。
14日の1回目で首位を堅守し、2位と1.285点差で迎えた西山は1種目めの跳馬で14.266点をマーク。落下のある2種目めの段違い平行棒は難度を落としながら13.833点、全日本でミスが出た3種目めの平均台も13.333点と安定した演技を披露。最終種目の床運動はややミスが出て13.066点にとどまったものの、十分なリードを利して逃げ切った。得点が表示されると、安堵の笑みを浮かべた。
世界選手権内定のアナウンスがされると、やや目を潤ませた様子も。その後、場内インタビューに立った西山は「まずはとてもうれしい気持ちでいっぱいです。応援してくれた人の応援が力に変わった。感謝の気持ちでいっぱいです」と初々しく感謝を述べた。「大きなミスがなかったけど、最後の床でチャンピオンらしい演技で締められなかったので少し悔しい気持ちです」と大物感も漂わせた。
全日本から首位を走り、追われる展開。「最後の種目は全日本と同じように、最後は楽しもうと演技をしました」と西山。「楽しむことはできましたか?」の問いには「できました!」と笑みを咲かせた。「今回の試合で合わせ切れなかったことを世界選手権までに調整して完璧な演技ができるように」と今後に向けて気合いも十分だ。
さらに、その先についても問われると「ロサンゼルス五輪で団体のメダルを獲ることが大きな目標。そこに貢献できるようにもっとレベルを上げて頑張りたい」と抱負を述べ、場内から大きな拍手を浴びた。
西山は和歌山出身の高校1年生。昨年世界ジュニア選手権では個人総合銅メダル、種目別床運動を制し、2028年ロサンゼルス五輪で活躍が期待される若手の一人。シニアデビューとなった今季、4月の全日本選手権で杉原愛子ら五輪経験のある実力者たちを抑え、いきなり頂点に輝いた。そして、迎えた今大会、勢いそのままに2冠を達成した。
世界選手権の代表は男女ともに5枠。女子は全日本の得点の半分を持ち越し、上位4人が個人総合で代表入り。また、女子の3位までの選手は9月のアジア大会(名古屋)の代表も兼ねる。残りは団体総合で貢献できる選手が選出される。
(THE ANSWER編集部)
