「わざわざありがとう」と言われてなんかモヤモヤ お互いにハッピーになれる魔法の言い換え言葉【漫画】
相手に喜んでほしくてしたことなのに、返ってきた言葉ひとつで「余計なことだったかも」と不安になった経験はありませんか。B.B軍曹さんが投稿した作品『人を不快にさせない夫のコミュ力』では、そんな言葉についてのエピソードを描いています。
それは、とある日に作者がホームパーティに呼ばれた際のこと。手土産にドーナツを持って行ったところ、相手から「わざわざ用意していただきありがとうございます」と言葉をかけられます。この「わざわざ」という言葉を聞いた作者の心には「もしかして迷惑だったかな?」「買い過ぎた?」と不安がよぎってしまいました。
その理由は、本来「そのために手間を割いてくれた」という敬意を含んだ「わざわざ」という言葉が、同時に「しなくてもいいことをあえてした」という嫌味にも受け取れてしまうからです。そしてこの悩みは、夫である髭が海外出張から帰ってくる日も作者に襲い掛かるのでした。
その日、作者はつい気合が入ってしまい、豪勢な夕食を作ってしまいます。しかも、髭は機内食で夕食を済ませるとメールで連絡していたのに、作者がそれに気付いたのは夕食を作り終えた後だったのです。
帰宅した髭は豪華な夕食を見て「すごいねパーティーだ」と喜びますが、作者の脳裏には「わざわざ」の嫌味が脳裏をよぎります。そのため、すぐに「ごめんライン気付かなくて」「明日のご飯に回すから気にしないで」と言い、この夕食を食べないように誘導しようとしました。
しかし髭は「わざわざ」という言葉を使わず、「特別に用意してくれたの?本当にありがとう!」とストレートな感謝の言葉を作者に贈るのでした。
読者からは「素直さ大事」や「わざわざは言われるとモヤる」など、さまざまな声があがっています。そんな同作について、作者のB.B軍曹さんに話を聞きました。
「わざわざ」よりももっとシンプルな言葉選び
ー「わざわざ」と言われた時に迷惑だったのかもしれないと感じたのはどうしてだったのでしょうか?
私はもともと相手の負担になっていないかを気にするタイプだからです。「ありがとう」と同じ意味のはずなのに、手間をかけさせてしまったのでは?しなくてもよかったことだったのでは?気を遣わせてしまったのではと、いろんな解釈が頭の中に同時に浮かびました。
つまり言葉の問題というより、受け取る側の前提(性格や経験)で意味が変わるんですよね。だからこそ髭の「特別に用意してくれたの?ありがとう」みたいなストレートな言葉は、素直に喜べるので、嬉しいなと感じています。
ー「わざわざ」に変わる言葉があれば教えていただきたいです!
「わざわざ」が悪い言葉というより、相手の行動をどう意味づける言葉かがポイントだと思っています。「わざわざ」は本来、そのために時間や手間を割いてくれたという敬意を含む言葉です。ただ同時に、本来そこまでしなくてもよかったのにというニュアンスも含みます。
つまり感謝の言葉でありながら、相手の行動を追加の負担として説明する言葉でもあるんですよね!だから受け取る側の状態によっては、余計なことだったかな、気を遣わせてしまったかなと感じさせてしまうことがあります。
髭の「特別に用意してくれたの?ありがとう」は逆で、相手の行動を負担ではなく価値として受け取る言葉なんです。同じ感謝でも、「わざわざありがとうございます」=手間をかけさせてしまった、「特別に用意してくれたんだね」=大事にしてくれたんだねと、受け取り方が変わります。
なので置き換えるとしたら、シンプルイズベストで、「ありがとうございます」「助かりました」「うれしいです」「お気遣いありがとうございます」のように、相手の行動ではなく、自分の受け取った気持ちを伝える言葉を選ぶのがいいのかなと!
相手がしてくれた手間ではなく自分が受け取った気持ちを伝える言い方のほうが、やさしく伝わりやすいと思っています!
(海川 まこと/漫画収集家)
