アップル、株式時価総額を11倍・売上高は4倍に伸ばしたティム・クック氏が会長に…15年ぶりトップ交代へ
【ニューヨーク=木瀬武】米アップルは20日、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が退任し、後任にジョン・ターナス上級副社長を昇格させる人事を発表した。
9月1日付。トップ交代は創業者のスティーブ・ジョブズ氏が病気療養で辞任した2011年以来15年ぶりで、クック氏は会長となる。
クック氏はジョブズ氏が生み出した主力製品「iPhone(アイフォーン)」の販売を伸ばし、アップルの売上高を就任当時から4倍近い4160億ドル(25年9月期)に引き上げた。この間、同社の株式時価総額は約11倍に膨らんだ。
ターナス氏はiPhoneなどを開発するハードウェア部門の責任者。01年に入社し、タブレット端末「iPad(アイパッド)」やパソコン「Mac(マック)」の開発で中心的な役割を担ってきた。
クック氏は声明で「エンジニアの頭脳、イノベーター(革新者)の魂、誠実な心を持っている。アップルを導くのにふさわしい人物だ」と強調した。
クック氏は今後、会長として各国の規制当局との調整などに専念する。「アップルのCEOという大役を任されたのは私の人生で最高の栄誉だった」とコメントした。
