安達結希くんの失踪から4月12日で21日目。京都府警らの懸命な捜索が続いている

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 京都府南丹市立園部小6年、安達結希くん(11)が登校中に行方不明になってから、21日目を迎えてしまった。学校では新学期が始まり、保護者や児童は結希くんの無事を祈りながら不安の中で過ごしている。

【現場写真】「足元を注視しながらうろうろと...」スコップで木の根元などを掘り起こす捜査員。複数の警官が集まってなにかを相談する姿も

 これまで京都府警は地元の消防団などと連携し、のべ約900人の警察官を現場に投入。連日、捜索活動にあたっているが結希くんの足取りを掴むには至っていない。

 決定的な手がかりといえば、行方不明から6日後の3月29日に小学校から西へ3キロの場所で見つかった結希くんのランリュックだけだ。府警はこの「唯一の物証」を足がかりにしたのか、捜索のギアを1段階上げるような動きをみせた。

「4月7日、府警は結希くんの自宅付近に規制線を張り、およそ60名体制で別荘地を捜索した。この日は鑑識や刑事、さらには"科捜研"とみられる職員も現場に駆けつけたため、物々しい雰囲気になりました。刑事部が動いているということは、府警は事件性も考慮しているのでは」(大手紙社会部記者)

 さらに2日後、府警は別の場所に目星をつけた。

 小学校と結希くんの自宅の"中間地点"にあたる、園部町・南八田の山林だ。この日から獣道の入り口に規制線が張られ、府警らが出入りを繰り返している。取材班は4月11日の正午前にも、警官が規制線の奥へ向かう姿を確認した。12日でこの場所の捜索は4日目となるが……。

「11日は50名体制で捜索が行われ、ドローンを飛ばして上空から山林を確認する様子なども見られました。府警が市内のほかの場所も探している可能性はありますが、現状、あの山林が捜索の中心になっているようです」(同前)

 記者が現場を訪れた際には、制服を着た警官のほか、ヘルメットにマスク姿の職員も3〜4名いるのが確認できた。ショベルを持った職員が木の根元を掘ったり、しきりに辺りを指差したりと、何かを探している様子だ。

 しかしこの山林は"なにもない場所"だ。近隣住民らもこれまで、「昼でも暗くて、誰も近寄らない」「薄暗いただの行き止まり」などと証言している。

「子どもが近寄るような場所ではない」というのが、地域では共通認識のようだ。山林付近で10年以上、バードウォッチングをしている60代の男性が話す。

「男の子(結希くん)は虫取りなんかが好きとニュースで見ましたが、このあたりで子どもが喜ぶような虫は取れませんよ。るり渓(編集部註:結希くんの自宅付近にある渓谷。府立自然公園にも指定されている)にいけばカブトムシとかはいますけど……」

 さらに違う視点で疑問を抱く住民もいた。

「園部町は全体的に"岩盤地帯"なんです。地面を掘っても固い石が出てくることがほとんど。なにかを掘るにしても、埋めるにしてもそうそう簡単ではないんです。いま捜索している場所は地質が柔らかいのかもしれませんが……。警察はなにを必死に探しているんでしょうね。いずれにせよ見つかるまではみんなモヤモヤしちゃいますよ」(40代の地元住民)

 捜索活動の進展が切に待たれる。

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スコップを持った捜索員が山中に入っていく(4月9日撮影)