私の不倫に動じない夫。愛がないのかと思っていたら“禁断の癖”が…/結婚人気記事BEST
どう言ったらいいんでしょう、夫が醸(かも)し出す妖しい雰囲気に飲まれて、私はヨシキとのこと、同僚とのことを結局、洗いざらい話してしまいました。夫は怒らず、つらそうな顔をしたまま、『きみを心から愛している』なんて言うんですよ。
嫉妬している夫をどう扱ったらいいかわからなかったけど、夫が望んでいることをしてあげたいとは思った。一般的にはあり得ないかもしれませんが……」
寝取られ願望がある男性は一定数いる。キヨノさんの夫はそういうタイプだったのだろう。だが、夫自身、自分にそういう嗜好があるとは気づいていなかったようだ。
「あとから夫がしみじみと、『きみの幸せが僕の幸せだと思うことにした。嫉妬が僕のきみへの愛情のバロメーターになっているような気がする』と言いました。
同僚との恋は、あちらも既婚者だから妻にバレそうになって終わってしまったんですが、そのときも夫は慰めてくれました。夫も変だけど私も変だと思います。それでも妙なことに、夫への信頼と愛情は以前より大きくなっている」
なのに彼女は、懲りもせずに繰り返し恋をする。不倫をしながら夫への愛情を増大させていく妻、そんな妻を受け止める夫。強固な「ふたりだけの世界」が構築されつつあるのではないかと思えてならない。
<文/亀山早苗>
【亀山早苗】
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio

