「黄色」「紫」「雷雨」「寒雷」がクルマの名前ってマジか! 海外じゃ普通の日本語までもが「クール」だった

この記事をまとめると
■海外では日本車に日本の単語をつけた限定車が存在する
■現地のファンの間ではお馴染みの日本語として通じることもあるようだ
日本の単語が外国人にぶっ刺さり!
残高、乾燥、真心、これらは外国人が意味を知ってか知らずかTシャツなどにプリントしてあった日本語。ご存じのとおり、海外で漢字や和名はクール! とばかりにウケているようですが、クルマの世界でも同様です。おりしも海外ではJDM(Japan Domestic Market)車が大流行しており、メーカーも乗り遅れまいとさまざまな和名モデルを投入。カッコいいかどうかは別にして、日本人としてはちょっと嬉しい傾向かと。最近の和名がついたモデルをピックアップしてみましょう。
Homura/Kizuna/Kazari(ロードスター:MX-5)
限定車やグレード名として、マツダは海外向けに積極的に和名を使っています。2023年の欧州向けMX-5では、焔(ほむら)絆(絆)そして飾(かざり)という3タイプをラインアップ。いずれも、日本国内では設定がない、あるいは先行したカラーや装備となっているのが特徴です。

たとえば、Homuraではレカロシート、ビルシュタインダンパー、ブレンボ、BBSホイールといったプレミアムパーツが投入され、Kizunaにはピュアホワイトカラーのナッパレザー内装&ブルー(ネイビー)のソフトトップ、2トーンルーフ(RF)といったコスメティックチューンがなされています。

どうやら、発売されているドイツではマツダの和名がどんどん定着しているらしく、クルマ好きの間では、どんなクルマに乗っているのか聞かれ「ホムラ!」と答えても通じるほどだとか。とにかく、日本車人気の高さが伺えるというものです。
Kiiro version(日産 ジューク)
イギリスではコンパクトSUVとして人気のジュークに、限定車「Kiiro(黄色)バージョン」が登場しています。黄色いジュークかと思いきや、セラミックグレーのボディにイエローの差し色が使われ、インテリアもまた黒を基調にステッチを黄色にするなどオシャレな仕上がり。

また、Kiiro versionは映画「ザ・バットマン」の公開に合わせて発表されており、バットマンの世界観とのコラボレーションもされました。19インチのアルミホイールがフラットブラックに塗装されているのも、どこかバットモービルを想起させる雰囲気かと。

なお、ジュークKiiroバージョンは欧州全体で5000台限定、初代JUKEのKuro(黒)とShiro(白)のジュークスペシャルバージョンを引き継いだとされています。
外国人には馴染みのない単語が大ヒット
Murasaki Edition(スバル BRZ)
日産が白だの黄色をリリースしたのに続いたのか、スバルは紫の和名をつけた限定車を発売しています。欧米で先行発売した後、国内でも「STIスポーツ パープルエディション」として200台限定として販売したので、覚えている方もいらっしゃることでしょう。

スバルといえば、鮮やかな「WRブルー・パール」を思い浮かべがちですが、新色となった紫は「ギャラクシー・パープル・パール」と呼ばれ、光の具合や角度の違いでさまざまなニュアンスを見せるカラー。さらに、500台限定となる北米仕様車は新色のサテンシルバーを採用した18インチホイールや、ブラックに仕上げられた前後エンブレムなど特別感がマシマシ。

マツダや日産が海外向けに発売しているのに対し、スバルは同等の仕様で国内でも販売しているのが嬉しいポイント。なお、BRZはニュージーランド限定で「Kiiro(黄色)」も発売しており、文字どおり黄色いボディカラーとなっています。
Kanrai/Raiu(スバル WRX STI)
紫や黄色といった和名だけでなく、スバルは天候にまつわる和名をつけていることでも知られています。2017年にはBRZに「Inazuma(稲妻)」2018年にはWRX STIに「Raiu(雷雨)」、そして2020年には同じくWRX STI「Kanrai(寒雷)」が登場。

いずれも、スバルのスポーツイメージと、天候に関わらず力強く走ることをアピールしているかと。たとえば、Raiuは専用色のクールグレー・カーキを採用することで「雷雨」の前の重苦しく、力強い空の色をイメージしており、日本にはなかった6速MT仕様とすることで走りの楽しさより一層楽しめる仕様。

また、KanraiはSTIの刺激的な走りと雪の寒さ想起させるボディカラー「セラミックホワイト」を採用しつつ、STIのイメージカラー「チェリーレッド」のアクセントをグリルに加えるなど、和名ファンでなくとも欲しくなるような限定車。

こうした和名の付いた限定モデルは、日本へのリスペクトに溢れる海外のスバリスト達には、大いに歓迎されたとのことです。





