今泉 太陽(日本経済大学)/インカレ大躍進の立て役者となった、シンデレラボーイ B.LEAGUE DRAFT 2026
その期待に応えるように活躍の幅を広げた今泉選手ですが、そんな矢先に今度は逆の膝の前十字じん帯を断裂するケガを負います。それでも諦めずにプレーを続けた結果、最後のインカレで花開くことができました。4年間での成長は目覚ましいもので、個人の貢献度が伸びるほどに、彼のマインドも変化していきました。
「高校生のときは応援席から同級生の活躍を見ていた側なので、大学では高校で悔しい思いをした分、『やってやろう』『負けたくない』という気持ちでいつもぶつかっていました。ただ、特に1年生の頃はそういうマインドでやっていましたけど、今はチームを勝たせる選手になれればいいなという気持ちです。2年生の頃にはスタートで使ってもらっていて、チームとしても関東の大学を倒すという目標を掲げていました。そのくらいの時期から自分の実力を証明するとかじゃなくて、関東を相手にチームを勝たせなければという気持ちになりました」
前十字じん帯断裂の大ケガを乗り越え、闘志溢れるプレイでチームをけん引した【(C)月刊バスケットボール】実は、今泉選手は当初「B.LEAGUE DRAFT 2026」にエントリーするつもりはありませんでした。2度にわたる膝の大ケガを経験したこともあり、卒業後はプロではなく実業団でのプレーを予定していたからです。それでも、インカレでこれだけの活躍を残したからには、自分の可能性に懸けてみる──選手としては当然の心理とも言えるでしょう。
今泉選手がドラフト志望選手リストに公示されたのは、エントリー締切ギリギリの12月19日。大学のチームメイトであるプライス叙珠亜選手らとともに、その名がリストに載りました。高校でベンチ外からインカレのシンデレラボーイとなり、次はプロの世界へ。もし彼が指名を受けるのならば、プロを目指す子どもたちに新たな可能性を示すロールモデルになることでしょう。

