20代で“本気の婚活”をする女性の実態を、あなたは知っているだろうか?

東カレ読者から「20代女子の婚活事情」を募集したところ、生々しい体験談が続々と集まった。

彼女たちの中には「結婚適齢期が近づいてきたから」といった、安易な理由で婚活をする人などいない。

平均初婚年齢が30歳近い昨今でも、U-29のうちに“特別なひとり”を見つけようと、婚活というサバイバルに果敢に挑んでいる。

焦る気持ちを笑顔の裏に隠し、令和の時代をたくましく生き抜く、婚活女子のリアルな姿を覗いてみよう。

▶前回:28歳婚活女の秘密のノート。1日に平均2人との婚活アポをこなしながら、裏でこっそり…

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【今週の婚活女子】

仮名:marron
年齢:29歳
職種:OL
婚活歴:2017年〜現在までの約6年間(途中、お休みや交際していた期間も含む)

婚活をするといろんな人の価値観に触れ、自分の行動や考え方まで変わってしまうという人もいるのではないだろうか?

今回登場するmarronさん(仮名)も、婚活を通して2回、人生が変わる機会があったのだとか。

彼女を突き動かした男性とはどんな人物だったのか、さっそく聞いてみよう。

東カレ編集部:今年で、婚活を始めて6年ですか。これまでで一番記憶に残っているのは、どんな出会いですか?

marronさん:そうですね…。人生が180度変わった出会いは、印象に残っているかもしれないです。

東カレ編集部:そこまで影響を受けてしまったということですか?一体、どういう男性だったのでしょう。

marronさん:彼は当時、私の2つ上の26歳でした。背が高くて短髪で、最初はすごく爽やかな方という印象でしたね。

…彼と出会ってすぐの頃は、こんなことになるなんて思ってもいなかったんです。


東カレ編集部:その彼は、どんな人だったんですか?

marronさん:アプリを通じて出会った方で、スポーツインストラクターやWEB関連のお仕事を、フリーランスでされている人でした。

私は当時「会社に所属していたほうが安心だ」と、当たり前のように思っていたんです。だから、彼が話してくれることすべてが新鮮で。

またその頃、私は「このまま地元で働き続けていいのかな」と迷っていて。次第に人生相談みたいなことをするようにもなっていったんです。




marronさん:彼は、私の気持ちを整理するためにヒアリングしてくれて「道は1つじゃないし、こういうやり方もあるよ」というように、親身になって相談に乗ってくれました。

さらに、転職に詳しい知人を紹介してくれて。それで「真剣に活動しなきゃ」と火がついて、退職から1ヶ月後には、都内の会社に内定が出てましたね。

まさか婚活を通して、ずっと迷っていた転職に成功するとは思わなかったので、自分でもビックリしました。

東カレ編集部:彼のおかげで、一歩踏み出せたというわけですね。

marronさん:しかも同時期に恋人までできて!いろんなことが、トントン拍子に進んだんですよ。

東カレ編集部:そうだったのですね…!ちなみにその恋人というのは、転職相談に乗ってくれた彼ですか?

marronさん:いえ、実は違うんです。彼とはお付き合いできなくて…。

東カレ編集部:なぜ、お付き合いに発展しなかったんですか?

marronさん:私は彼のことが好きで片思いしていたんですが、彼の思いは感じられず、告白せずに諦めてしまったんです。

最初は婚活目的で出会った彼でしたが、徐々に人生相談をする仲になって。おかげで転職することができたので、まあ悔いはないですね。




東カレ編集部:恋人には発展しなかったものの、別の形でmarronさんの人生を支えてくれたのですね。

marronさん:そうですね。この期間は本当に、環境がスピーディーに変化していきました。

それから当時は実家暮らしだったので、転職を機に都内で1人暮らしをしようか悩んでいたんですが…。当時の彼氏に背中を押され、2ヶ月後には契約書にサインしていて。

仕事もプライベートも一気に進みすぎて、気持ちが追いつかず、ワクワクと不安が混ざったような感情でした。

東カレ編集部:2人の男性に後押しされて、当時の状況から脱したわけですね!ちなみにお付き合いしていた彼とは、その後どうなったんですか?


marronさん:付き合い始めた当時、彼は4つ上の28歳でした。

お友達期間を経て正式にお付き合いしたものの、私自身、環境の変化に伴って気持ちが不安定になることもしばしばあり…。

価値観の違いから、しばらくして彼とはお別れすることになりました。




東カレ編集部:そうだったんですね。うまくいくにはお互いのタイミングも重要ですもんね。

marronさん:彼とお別れした後はしばらく気持ちを引きずっていたので、すぐには新たな恋愛をする気持ちになれませんでした。

でも今思い返せば、自分のステージが上がったことによるお別れだったのだと思って、ポジティブに捉えていますね。

東カレ編集部:今後の婚活について、目標はありますか?

marronさん:とりあえず30歳までに、結婚を視野に入れたお付き合いをしたいと思ってます。ただ同時進行でいろんな人とデートするのが苦痛で、婚活に疲れてしまったことがあって。

「一刻も早く結婚する!」というよりかは、自分の心に素直に、理想の男性を探していけたらと思ってますね。




東カレ編集部:では理想の男性とは、どういう方なのでしょうか?

marronさん:どうしても譲れないのは、タバコやギャンブルをしないこと。また人として最低限のマナーがあって、他人に対して広い心を持っている方がいいなと思ってます。

逆に趣味や考え方が合わなくても、違うものを一緒に楽しんだり認め合える男性がいいですね。

東カレ編集部:これまで考え方や生き方が全く違う人と出会ったことで、そのような考えになったのでしょうね。marronさんが素敵なパートナーに出会えるよう、応援しています。

marronさん:婚活をしていく中で、楽しいこともツラいこともたくさんありましたが、すべてがいい経験だったので後悔は1つもなくて。

まだまだこれからも、いろんな男性に出会っていきたいと思います!



どんな出会いも自分の糧に変えて、次の婚活に燃えるmarronさん。

婚活を通して人生を目まぐるしく変化させていく姿は、まさにサバイバー。

これからも、彼女の婚活サバイバルは続いていく。

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