この記事をまとめると

■今、各モデルの中古車相場が全体的に上昇気味だ

■スポーツカーをはじめ、一般的な乗用車にまで影響が出てきている

■半導体不足などに伴う納期遅延が大きな理由とされている

中古相場が跳ね上がってるのはスポーツカーだけじゃなかった!

 昨今、中古車価格の高騰・高止まりが続いている。中古車価格は需要と供給のバランスで決まるわけだが、世界的な半導体不足で、新車納期が大幅に遅れ、その影響で中古車の需要が高まっている。

 さらに新車がデリバリーされないため、クルマを手放す人が減り、中古車のタマ不足が加速し、二重の意味で中古車価格の高騰を招いているのが現状だ。

 そうした中で、とくに値上がり率が高い車種に注目してみよう。まず昨年末からこの半年で値上げ幅の大きいクルマから。

ホンダ CR-Z

 ホンダのスポーツモデルはタイプRシリーズやS2000をはじめ、どれも驚くほど中古車価格が高いが、ポカンと取り残されていたハイブリッドスポーツのCR-Zがここへ来て急上昇。

 半年前に比べ約25%も価格が上がり、140万円前後の個体が増えている。ホンダスポーツが人気といっても、CR-Zは便乗値上げといえるのでは???

スズキ・スイフト

 スイフトも今年に入り相場が上がってきている一台。現行モデルで最初の車検を迎えるタイミングのクルマが、14%ぐらい高値にシフト……。

 新車の納期も3カ月前後といわれているし、もともとかなりお買い得なプライスになっているので、高い中古車を買うぐらいなら、ネジ1本、オイル1滴まで新品の新車を購入したほうがいいのでは?

日産 GT-R(R35)

 第二世代GT-Rの高騰ぶりは大きな話題になっているが、ここ半年、R35の価格も急上昇中。とくに2015モデルや2018モデルなどは、45%も値上がりに!

タマがないから中古車価格がどんどん上がる

日産 R32、R33、R34シリーズのFRターボ

 第二世代GT-Rの大幅値上げにつられるように、GTStタイプMや25GTなどのGT-R以外のFRターボのスカイラインの価格までドーンと上がってきている。R32でも新車価格の248.2万円を越える290万円が平均相場。

 不人気といわれたR33の25GTターボでも300万円以下は少ない。R34になるとクーペだけでなくセダンでも高く手が出ないレベル……。

トヨタ・ノア

 今年1月のフルモデルチェンジで、4代目のR90W型が登場したノアだが、納期まで半年以上かかるということもあり、中古車価格は半年前より10%も高くなっている。

 新型のデリバリーが進めば、下取り車も増えて価格も落ち着いてくると思われるが、今はお買い得と言い難い。

日産 フーガ

 高級セダンの需要が落ち込んでいる中、ここ1〜2カ月、フーガの中古車価格が上がってきている。今年夏に生産終了とアナウンスされた影響と思われるが、年度末より30%以上高くなっているのが気になるところ。

その他

 その他、ホンダのS660は1年前より25%以上高くなっているし、これまで狙い目とされてきたマツダのRX-8やトヨタのMR-Sなどもジワジワ上昇中。中長期的に見ても中古車価格の相場は高止まりが続くとみられているので、人気車種はしばらく様子を見たほうがいいのでは?