auもiPhone 11『半額』、ソフトバンクに追従──回線契約なくても販売


auは、iPhone 11シリーズを含む最新スマートフォンを最大半額で購入できる『アップグレードプログラムDX』を発表しました。

『アップグレードプログラムDX』は、端末を48回割賦で購入し、25か月目以降に新たにauの端末に買い替えた場合、これまで使っていた端末をau側に返却することで、未払い分の機種代金が不要になるプログラムです。

中身は従来の『アップグレードプログラムEX』と同様ですが、違いはau以外のユーザーも利用できる点。つまり、回線契約と端末購入補助を分離することで、10月1日より施行される電気通信事業法の改正に対応した形です。

「法の穴」突いたとの指摘も

なお、購入できるのはau端末に限られるほか、au端末には100日間のSIMロックが設定されているため、同様のプログラムを先行発表したソフトバンクと同様に、『実質的には回線契約に縛られている』との批判も集めそうです。

KDDIの東海林崇氏は、同プログラムを利用した場合にも100日間のSIMロックが設定される件について「au回線のMVNOでも使えるし、Wi-Fiでも使える」と述べ、実質的な縛りという指摘を否定。

また「我々は端末を割賦で販売していて、SIMロックは端末の詐取や不正防止のためにある」「100日間のSIMロックは現在のルールに沿っている」としたうえで、「今後いろいろな指針の見直しがあれば、その内容によって適切に応じていきたい」と、将来的な修正にも含みを持たせました。