気象庁

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 台風6号の接近に伴い、各地で大雨をもたらした線状降水帯について、気象庁が3時間以内の発生見込みを知らせた「直前予測」の的中率は43%(7回中3回)だった。

 直前予測の発表は5月末の運用開始後、初めて。的中率は従来の半日前予測より高い傾向が出たものの、想定の50%は下回った。

 直前予測は、各地の観測データから3時間先までの降雨状況をスーパーコンピューターで解析し、線状降水帯が発生する恐れがある場合に「神奈川県東部」など区域単位で発表する。

 気象庁は2022年、約12時間前に発生の見込みを知らせる「半日前予測」を始めたが、25年の的中率は14%(88回中12回)にとどまった。より正確な予測を出そうと、半日前予測に加えて5月末から直前予測の運用も開始。過去事例の分析を踏まえ、的中率は50%、発生したものを事前に予測できた割合の捕捉率は80%と想定していた。

 今回の台風6号では、気象庁は2日夜から3日午前にかけ、全国7か所で直前予測を発表。このうち、実際に3時間以内に発生したのは、徳島県南部、和歌山県南部、神奈川県東部の3か所だった。3日朝の静岡県・伊豆での発生は予測できず、捕捉率は75%(4回中3回)となった。

 一方、7か所のうち高知県西部と同県中部の2か所は、システムの不具合で予測の発表が1時間以上遅れた。

 同庁気象リスク対策課は「線状降水帯は局地的な現象で予測が難しい。実際に発生しなくても大雨が予想されることに変わりはないので、予測が出たら防災行動をとってもらいたい」としている。