カンヌで日本人初の女優賞の岡本多緒とは? 「TAO」でモデルとして活躍 13年米映画で映画デビュー
南仏で開催中の第79回カンヌ国際映画祭の授賞式が23日(日本時間24日)に行われ、コンペティション部門に日本から出品された濱口竜介監督(47)の「急に具合が悪くなる」(6月19日公開)で主演を務めた女優の岡本多緒(41)が日本人初となる女優賞を受賞した。
「急に具合が悪くなる」は、介護施設を運営するフランス人女性と、がんを患う日本人の演出家が偶然出会い、対話を通して他者との関わりに向き合っていく物語。主演の岡本とフランスの女優ヴィルジニー・エフィラがそろって女優賞に輝いた。岡本は「とても感動しています。皆さんが選んでくださったおかげで、私のような平凡な日本人女優が、今日こうしてここに立っていられます」と喜びに浸った。
岡本は1985年生まれ、千葉県出身。14歳の時にスカウトされ、日本でモデルとしてデビュー。高校時代はイギリスに語学留学。06年に単身で渡仏し、パリ・コレクションに参加した。TAO名義でミラノやロンドン、ニューヨークなどのショーや雑誌などで活躍。トレードマークのマッシュルームカットは「TAOヘアー」と呼ばれた。
13年には米映画「ウルヴァリン:SAMURAI」で映画デビュー。15年「クロスロード」で日本映画初出演。その後は16年の米映画「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」など、米ハリウッド作品を中心に国内外で多数の作品に出演した。23年には芸名のTAOから本名の岡本多緒へ改名した。
私生活ではスイス出身の編集者と結婚し、現在は妊娠中。
